
・カオス
それはあまりにも異様な構図だった。焼きうどんと牛ホルモン、チキンカツの下から苦しそうに顔をのぞかせる白米……まるで混迷を極めるこの世界そのものである。
しかし、うどんをおかずに食べる白米も意外と悪くない。俺は今、炭水化物を2倍の速度で摂取しているという奇妙な背徳感がある。別に何をどう食べてもいいじゃないかという、開き直りにも似た自由がそこにはあった。
ご飯の上に居座る焼きうどん、実力がありながら非力な牛ホルモン、手ぶらで来たチキンカツ、うどんから発掘される白米……。改めて書き連ねてみると分かる。まともな登場人物が誰一人としていねぇ……!
何ならキャベツの千切りすら意味不明である。お前、よく見たら焼きうどんのキャベツとダブってんだよ! まさにカオス。
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・新たな伝説誕生
『ホルモン焼きうどんとチキンカツの合い盛り丼』は、俺たちの「かつや」が俺たちの「かつや」である理由を余すことなく伝えてくれる、圧倒的なまでの情報の塊であった。
やはり「かつや」はこうでなきゃと思うと同時に、激しく脳を消耗する一品でもあるため、“かつや者” 諸君はどうか油断せず対話に臨んでほしい。
あと最後に一つだけ言っておく。「かつや」よ、新商品はしばらく出さなくていいぞ……!
参考リンク:かつや
執筆:エクストリームかつや者・あひるねこ
Photo:RocketNews24.
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