
国連が定める3月20日の「世界幸福デー」に合わせ、2025年度版の「世界幸福度ランキング」が発表されました。同ランキングは、世界147カ国で行われた世論調査をもとに、過去3年間(今回は2022~2024年)の幸福度を評価。「国民1人当たりのGDP」「社会的支援」「健康寿命」「自由度」「寛大さ」「腐敗の認識」の6つの指標で構成されています。
どのような国が上位にランクインしているのでしょうか。さっそくランキングを見ていきましょう! なお、日本は55位にランクインしています。
(出典元:The World Happiness Report「WHR Dashboard」)
第2位:デンマーク
第2位は「デンマーク」でした。総合スコアは7.521点。
ヨーロッパの北部に位置するデンマークは、ユトランド半島と400以上の島で構成されている小さな国です。人口の約25%が首都のコペンハーゲンで生活しています。化石燃料の使用を段階的に減らし、2050年までにゼロにする目標を掲げているほか、風力タービンが消費電力の多くを供給するなど、風力発電の比率は世界最高水準となっています。
指標では「社会的支援」「腐敗の認識」で4位、「国民1人当たりのGDP」で5位、「自由度」で10位など、すべての指標で安定した評価を獲得しています。
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第1位:フィンランド
第1位は「フィンランド」でした。総合スコアは7.736点。
ヨーロッパの北部に位置するフィンランドは、国土の約75%を森林が占める、豊かな自然環境に恵まれた国です。早くから女性の社会進出が進んでいるほか、社会保障制度が充実しているところも魅力。また、2035年までにカーボンニュートラルの達成を目指しています。サンタクロース村やサウナ文化、「ムーミン」の生みの親、トーベ・ヤンソンの出身地としても有名。
指標では「社会的支援」「腐敗の認識」で2位、「自由度」で4位と高評価を獲得しています。今回のランキングでは前年と同様、フィンランドに続いてデンマーク・アイスランド・スウェーデンが入り、北欧の国が4位までを独占する結果となりました。