
「試合前から自分が決めるつもりでいた」
川崎フロンターレのFW伊藤達哉が、強い覚悟を持ってピッチに立ち、Jリーグ初ゴールを挙げた。
川崎は3月29日、J1第7節でFC東京と対戦し、3-0で快勝。この試合に1点をリードした71分から途中出場した伊藤は、その2分後、ファーストタッチで追加点を挙げた。
佐々木旭のクロスを相手はクリアしきれず、ファーに流れたボールに伊藤が反応。ダイレクトで右足を振り、ゴール左に流し込んだのだ。
伊藤は、途中出場であればゴールかアシストの結果を残さなければならないと、並々ならぬ思いで出場した。
「途中から出るときは、何か、もしかしたらよりそこ(結果)へのこだわりが強いかもしれないです。先発で出るときよりも」(伊藤)
【動画】伊藤達哉のJ1初ゴール
思い描いた通り、結果を出して勝利に貢献。得点後にはサポーターがいるスタンドの近くまで走り、ユニホームのエンブレムをアピールし、喜びを爆発させた。
「クラシコで決められて、やっぱりサポーターの人にはより自分を仲間として認めてもらえるところはあると思う。なので(得点後は)ちょっと長めにいろいろアピールしました」
今年1月上旬に川崎に加入して約3か月。サポーターに少しでも早く認めてもらうため、伊藤は今後も走り続ける。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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