【WWE】英国凱旋・マッキンタイアがオートンに勝利も ダミアン襲撃で車上KO

 スマックダウンが現地時間28日、イギリス・ロンドンで行われ、英国凱旋となったドリュー・マッキンタイアがランディ・オートンとの一騎打ちに勝利したものの、ダミアン・プリーストの襲撃を受け、車上でKOされた。

 3・1イリミネーションチェンバー戦でダミアンと遺恨を深めたマッキンタイア。先週は試合後のダミアンを襲撃し、一騎打ちが決定的な状況となっている。

 この日、統一WWE王者コーディ・ローデスとオートンがリング上で向き合っているところに、マッキンタイアが現れた。スコットランド出身のマッキンタイアは英国凱旋。大歓声が飛ぶ中、「ランディ、コーディがレッスルマニアで防衛したら王座を狙うのか? 王座戦を勝ち取るためにお前は何ヵ月も欠場して何もしていないだろ。順番を待て」とオートンに向かって言い放つと、「レッスルマニア後にコーディに挑戦するのはランディ、お前じゃない。ドリュー・マッキンタイアだ」と宣言。「ランディ、最高じゃねえか。外見はな。本当は腰が限界なんだろ? ナメた真似したらへし折るぞ」と見下した。

 するとコーディが倒れ込みアッパーカットをマッキンタイアに叩き込み、次の瞬間、オートンがRKOの構え。阻止したマッキンタイアはリング下に退避した。

 これを受けてマッキンタイアとオートンの一騎打ちが急きょ実現した。オートンが左の肩口から鉄柱に激突させ、実況席へのバックドロップを敢行するなど圧倒。マッキンタイアも逆水平を連発するなど反撃するものの、オートンのラリアット連打、高速パワースラム、エレベイテッドDDTの猛攻に止められてしまう。すかさずオートンがRKOで仕上げに入ろうとした。

 ここでオートンの怨敵・オーエンズが花道に現れた。気を取られたオートンが振り向くと、マッキンタイアがクレイモアをさく裂。一気に3カウントを奪った。

 試合後、オーエンズがオートンを襲撃。実況席上でパイルドライバーの構えに入った。阻止したオートンがパントキックを狙って突っ込んだものの、オーエンズは客席に退避して不発に終わった。

 一方、マッキンタイアは試合後、「ダミアンを呼び出したのに来ていない。タマなしが」と怨敵・ダミアンを罵倒。会場を去ろうと扉を開けると、そこにダミアンが立っていた。マッキンタイアを襲撃したダミアンは駐車されていた車に何度も叩きつけると、車上でサウス・オブ・ヘブンを敢行。車のフロントガラスが大破するほどの衝撃で、さしものマッキンタイアも大の字となってしまった。遺恨が深まるばかりの両者の対決は不可避の状況となった。

 今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。