女子プロ、“美ドレス姿”で勢揃い!竹田麗央、政田夢乃が登場【JLPGAアワード】

国内は雨の当たり年?海外では笹生と古江が快挙


BEST PLAY OF 2024 Presented by SHISEIDO
政田夢乃
投票により24年シーズンのベストプレーを受賞。
ツアールーキーで優勝争いも経験。今季の目標はもちろん初優勝だ

24年シーズン3勝した岩井明愛の初勝利は5月の「リゾートトラストレディス」。この大会で8位タイに入ったルーキー・政田夢乃が後半戦注目選手のひとりになる。


(左から)新垣比菜、桑木志帆

6月、雨の新潟「ヨネックスレディス」で、新垣比菜が7年ぶりに、そして翌週、大里桃子が「宮里藍サントリーレディス」で3年ぶりの勝利。黄金世代が2週連続で復活優勝を飾る。 そして、6月最終週「資生堂 レディス」で、桑木志帆がついに悲願の初優勝。前年の同大会をプレーオフで惜敗したリベンジを見事に果たした。


JLPGA輝き賞
古江彩佳(左)「エビアン選手権」で海外メジャー初制覇。
さらに平均ストローク1位の称号「べア・トロフィー」を日本人ではじめて獲得した。
笹生優花(右)2度目の「全米女子オープン」のタイトルを獲得。
持ち前の勝負強さで今季もメジャー優勝を狙う

一方、海外では笹生優花が自身2度目の「全米女子オープン」制覇。そして古江彩佳が「エビアン選手権」で初のメジャー優勝を果たした。

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桑木と川崎が年間3勝 一方、山下美夢有は?


(左から)大里桃子、川﨑春花、安田祐香、佐藤心結、鈴木愛

第19戦「ミネベアミツミ」から後半戦がスタート。川﨑春花が2年ぶりの優勝。次週の「大東建託 」、8月の「CAT LADIES」も勝ち、年間3勝をあげた。

開幕から好調だった河本結が「NEC軽井沢72」で、5年ぶりの優勝。これが24年シーズンにおける黄金世代6人目の優勝者となった。

8月には「パリ五輪」が行われ、山下美夢有が奮闘するもあと1歩。メダルに届かなかった。この経験が翌年の米ツアー参戦を決意させる。

9月の国内メジャー2戦目「ソニー日本女子プロ選手権」で、竹田麗央が初メジャー制覇。同月のメジャー3戦目「日本女子オープン」でも勝利し7勝目。一方、2年連続年間女王・山下美夢有はいまだ勝利がない。

第28戦「ダンロップ女子オープン」は、雨の24年シーズンの集大成ともいうべきか。2日目中止、最終日はセカンドカットが実施され、27ホールの短期決戦となったが、安田祐香がついに初優勝を果たした。

10月の「スタンレーレディス」で佐藤心結が涙の初優勝。アマチュア時、同大会で渋野日向子とプレーオフを戦い、広く名が知られるようになった佐藤だが、ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。


平均ストローク第1位、JLPGA敢闘賞、JLPGA栄誉賞
山下美夢有
前年はシャネル、今回はプラダの山下。勝負の舞台は米ツアーへ。
昨年のパリ五輪で世界と戦えることは証明済み

そして、24年シーズンのベストバウトといわれる「富士通レディース」は、古江彩佳と山下美夢有が優勝争い。最終日の最終ホール、山下の奇跡のパーパットで勝負はプレーオフにもつれこみ、3ホールにわたる熱戦の末、開幕から31戦目にしてついに山下が優勝。敗れた古江も「さすが世界の古江」と思わせる技術を見せつけた名勝負だった。

「マスターズGC」は強風のなか、砲台グリーン下からの奇跡のチップインパーで、イ・ミニョンが優勝。32戦目にして24年ツアー初の30代プレーヤーの勝利となった。