女子プロ、“美ドレス姿”で勢揃い!竹田麗央、政田夢乃が登場【JLPGAアワード】

竹田、山下、岩井姉妹が米ツアー参戦へ


JLPGA Mercedes -Benz Player of the year、賞金ランキング1位、
JLPGA栄誉賞、メディア賞「ベストコメント」部門
竹田麗央
年間8勝の女王は振袖で登場。持ち前の飛距離に加えて、ショートゲームも死角なし。
今季、米ツアーでの活躍が期待される

11月「TOTOジャパンクラシック」で、8勝目をあげた竹田麗央が、25年シーズンの米ツアー参戦チケットを手に入れた。プレーオフ6ホール目で決着し、優勝直後の「本当に長くなってしまってすみません」は、アワードでベストコメント賞を受賞。

この「TOTOジャパンクラシック」が終わった夜、上田桃子が自身のSNSでツアーからの一時撤退を発表。「“ありがとう”をたくさん伝えたい」と題された文章には、上田のゴルフ人生に関わったすべての人たちへのお礼がつづられていた。


(左から)山内日菜子、岡山絵里

翌週の「伊藤園レディス」では、ここまでメルセデスランキング73位だった山内日菜子がチップイン2発で逆転優勝。同大会で竹田麗央の初の年間女王が決まった。

「大王製紙エリエールレディス」での注目はシード権争いだ。メルセデスランキング50位以内で翌年のフル出場が約束される。そのなかで岡山絵里と内田ことこが、それぞれ53位と56位から逆転でシード入りを果たした。フルシード入りは逃したものの、ルーキーの政田夢乃と菅楓華はQTファイナルを上位で終え、25年シーズンの前半戦出場権を獲得。そして、これが上田桃子のラストゲームとなった。改めて心からの「ありがとう」と「おつかれさま」を伝えたい。


JLPGA特別功労賞
上田桃子
彼女の背中を追いかけた選手、ファンすべての関係者から惜しまれつつ、
20年に渡るツアー生活からの一時撤退を表明

最終戦「リコーカップ」。ランキング上位40人による、このエリートフィールドを制したのは桑木志帆。4日間首位をゆずらず完全優勝。シーズン3勝目は初メジャー制覇となった。

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今季ツアーの主役は?


JLPGAステップ・アップ・ツアー明治安田ステップランキング第1位
権藤可恋
優勝2回、トップ10フィニッシュ9回を記録し「ステップアップツアー」ランキング1位。
今季のJLPGAツアー前半戦出場権を獲得

「リコーカップ」の翌週には山下、岩井姉妹らが米ツアー最終予選会に挑み、実力を発揮して25年シーズンの出場権を獲得。その結果、すでに米ツアーには出場権を持つ竹田を含め、山下、岩井姉妹は今季JLPGAツアーには基本的に出場しない。「直ドラ2オン」「正確無比なロングショット」「高次元のマネジメント」でこれまで観客を盛り上げてきた選手たちが見られなくなるのは正直少しさびしい気持ちになる。


(左から)福山恵梨、石川怜奈、奥山純菜

しかし24年シーズンに見た、黄金世代の活躍をはじめ、桑木志帆や川﨑春花ら複数回優勝をする新しい実力者の登場、佐久間朱莉をはじめ、初優勝を目指す未勝利の選手たちによるハングリーなプレー、これらのポジティブな要素は、間違いなく今季のツアーを盛り上げていくはずだ。


(左から)永嶋花音、都 玲華、高橋しずく

そして、昨年のプロテスト合格組から、永田加奈恵らルーキーも開幕からJLPGAツアーに参戦する。「将来どんな選手に?」という質問に、彼女たちは「誰からも応援される、尊敬されるプレーヤー」と異口同音に答える。


レジェンドツアー優勝者
(左から)不動裕理、表純子、島袋美幸、鈴木佳恵、斉藤裕子、久保樹乃

それを聞き、昨季でクラブを置いた上田桃子が頭に浮かんだ。今季ルーキーとしてツアーに挑む選手たち、このなかから「未来の上田桃子」が何人現われるだろう。そんなことを考えながら3月の開幕を待っている。

いかがでしたか? 来年度のJLPGAツアーも是非注目してみてください!

写真提供:JLPGA

写真=田中宏幸
構成=ひよこきんぎょ

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