
川崎フロンターレは3月29日、J1第7節でFC東京と敵地の味の素スタジアムで対戦し、3-0で快勝。自身のJリーグ初ゴールとなるチームの2点目を挙げた伊藤達哉は試合後、充実した表情で記者陣の前に姿を現した。
伊藤は71分にマルシーニョと代わって途中出場。その2分後、佐々木旭のクロスに右足で合わせ、ファーストタッチでネットを揺らした。
長谷部茂利監督も「見ての通りです。得点も取るし、アシストもする。今日の試合、アシストはなかったですけど、そういう攻撃面や攻守の切り替えも速い。守備のところもチーム戦術だけではなくて、個人のところで持っている個人戦術も高いところ」と評価する。
【動画】伊藤達哉のJ1初ゴール
ドイツでプロキャリアをスタートした伊藤は今季、川崎に加入。初のJリーグに挑むなかで、チームではすでに主力として攻撃を牽引している。
その充実感はFC東京戦の後のコメントからも感じた。
「(海外でのプレーとは)やっぱり結構違いがあって、自分の中でいろいろまだ試行錯誤している段階ではあるんですけど、右サイドが最近は多いですし、今日は久しぶりに左サイドだったのもあって、でも何か楽しいです。
試合に出て、結果も今は負けてないので楽しいですし、このまま勝ちながら自分の中でもいろいろかみ砕いて、もっとゴールとアシストでチームを助けたいなって。このまま試合を続けて勝点を積みながら、自分の個人のところでいろいろ試しながら、もっとこのチームの助けになりたいなって思います」
何度も口にしていた“楽しい”。このひと言だけで伊藤が良い心情のなかで、日々プレーできているのが分かる。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
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