「反則級に神コスパな車」自動車ジャーナリストが“スズキのジムニー新型ノマド”を絶賛!今このクルマを狙うべきポイントを徹底解説の画像一覧

価格が高くても、安くても、手にしたときに価格以上の喜びが得られたなら、それは間違いなく神コスパモノ。革小物からスニーカー、セットアップに家電まで……いま絶対知っておいてほしい反則級の神コスパモノを集めました!

さて今回特に注目したのは、クルマのプロが「いま狙うべき」と断言する5ドア・ジムニー“ノマド”です。登場が噂されていたスズキの大ヒットモデル「ジムニー」の5ドアモデルがついに登場!ということで、話題沸騰。待ちに待った新型「ノマド」の実力は、クルマのプロが絶賛する神コスパな一台でした。

一台で軽とシエラのいいとこ取り!

私が推します!:小沢コージさん

愛情あふれる独自の視点でクルマを語る自動車ジャーナリスト。雑誌を中心に、Webなどにも多数寄稿。

発売5日間で受注5万台!いま奇跡の人気4WDとも言うべきがスズキ ジムニー初の5ドアモデル=ノマドだ。もともとは1970年生まれの本格小型クロカン4WDで豪雪地帯や森林警備隊向け。本格ラダーフレームに前後リジッドサス、縦置きエンジンに副変速機付きパートタイム4WDを持つ月販1000台のプロ御用達カルトカーだ。しかし2018年にベンツGクラスもビックリなボクシースタイルの現行4代目が出たら人気大爆発。

また、より便利で一般向けの5ドア登場が噂されていたが実際出たら人気想定外!原因は広くアクセスしやすいリアシートや広がったラゲッジ、進化した先進安全もあるがそれ以上に信じられない神コスパだ。3ドアが160万〜210万円台と手軽な一方5ドアは300万円超も予想されたが驚きの265万円スタート。そりゃ5万台も売れるわけよ。あの手この手で受注再開を待ってでも買う価値アリの永遠の逸品だ。

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5日5万台で受注停止!待ってでも買うべき超コスパなプチGクラス

スズキ

ジムニーノマド

¥2,651,000~2,750,000

問い合わせ:スズキお客様相談室 TEL:0120-402-253

シエラの全長とホイールベースを34cm延ばした“だけ”で、グリルの基本デザインやインパネは同じでエンジン出力&トルクも同じだが実はそこがすごい!後席の居住性が格段にアップし、ファミリー使いでも大活躍間違いなし。ボディカラーも豊富で、6色を用意している。

全長×全幅×全高=3,890×1,725×1,645mm エンジン=水冷直列4気筒 総排気量=1,460㏄ 最高出力=75kW/6,000rpm 最大トルク=130N・m/4,000rpm 燃料消費率(WLTCモード)=14.9㎞/L ※数値は5MT


ノマドのベースは3ドアの現行4代目ジムニー。660㏄直3エンジン搭載でナローボディの軽「ジムニー」(画像上)とワイド樹脂フェンダー付きで1.5L直4搭載の「ジムニーシエラ」(画像下)がある。


ジムニーらしい走破性とコンパクトさを保つために、ボディ延長を34cmにとどめたノマド。4名乗車時の荷室床面長を、シエラ比で35cmも延ばして59cmにし容量は実に211Lまで拡大した。


5ドア化の最大の目的はリア席の広さとアクセス性の向上。リア席足元が5㎝延長されシートクッションは2cm分厚くなった。またリアシート形状を工夫して、乗降性を改善した。


必要最小限のボディ延長で利便性を追求したノマド。リア折り畳み時に荷室にシート段差が残るが、ディーラー OPのラゲッジボード で解決。1列目を寝かせれば車中泊も可能だ。


前後バンパーの形状はもちろん、1.5L エンジンやそのパワー&トルク、前後5リンクのリジッドサス形式や5速MTや4速ATのギア比までシエラから変えていないノマド。結果ランプブレークオーバーアングルが3°減っただけでアプローチ&デパーチャーアングルは不変 だ。車重は100㎏増えただけなので走破性や燃費はほぼ同等。なにより価格が数十万円アップで済んでお手軽!

取材・文/小沢コージ