
皆さんは定期的に肺がん検診を受けていますか?
なんとなく「自分には関係ない」と思いがちな肺がん。健康だと思っていても、自覚症状がないまま進行していることもあります。
3月19日、アストラゼネカ株式会社が主催した肺がん検診啓発イベント「あの人も受けている肺がん検診 40歳~69歳の2人に1人が受けています(*1)」にて、肺がん経験者のアーティスト・河村隆一さんと、タレント・青木さやかさんが肺がん体験を語りました。
身近な病気、肺がんの現状
アストラゼネカ株式会社の板橋氏(肺がんマーケティングディレクター)は、肺がんの深刻な現状について次のように説明しました。

「肺がんは、日本でがんによる死因の第1位(男女計)(*2)。2023年の新規の患者数は年間約13万2,000人、死亡者数が約7万8,700人と、過半数の方ががんになってそのまま亡くなってしまう状況です(*3)。
しかし、発見時のステージによって生存率は大きく異なります。最も早期のステージ1で発見された場合の5年相対生存率は81.5%ですが、ステージ4では8.0%まで下がってしまいます」
さらに同社の調査では、「定期的に健康診断や肺がん検診を受診してきた患者さんの約7割が早期ステージ(0~2期)で発見され、治療を行うことができた」という結果も明らかになっています。
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「自覚症状がない」からこそ検診が重要

河村隆一さんは2018年の検診で肺がんが見つかり、2019年に手術を受けました。
「検診で『すりガラス状の腫瘍がある』といわれました。自分はタバコを吸わないので、『なぜ肺がんになるのか』という疑問もありましたし、自覚症状が全くなかったので信じられませんでした」

青木さやかさんも2014年に初めて受けた人間ドックで肺がんが発見され、経過観察を経て2017年に手術を受けています。
「40歳になったとき、先輩に誘われて人間ドックに行きました。まだまだ元気だし、必要ないと思っていましたが、行ってみたら肺がんの陽性反応が出て再検査になり、本当に驚きました。肺がんというと男性がなるイメージがあったので本当に驚きました」