清水エスパルスの秋葉忠宏監督が、元日本代表MFの前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか？」に出演。同い年で、ジェフユナイテッド市原（現・千葉）でチームメイトだった城彰二氏とのエピソードを語った。

　同チャンネル恒例の歴代ベストイレブン企画で、秋葉監督は以下の11人をチョイスする。システムは３－４－３だ。

GK：川口能活
DF：ギド・ブッフバルト、田中誠、中西永輔
MF：名波浩、小野伸二、レオナルド、前園真聖
FW：小倉隆史、三浦知良、城彰二

　そのなかで、城氏を選んだ理由に多彩なシュート技術、驚異的なジャンプ力を挙げる。そして、２人が市原に同期加入した1994年のシーズン前キャンプでの出来事を明かす。

「もう全然レベルが違うんですよ。リトバルスキーやオッツェがいて。日本人も江尻（篤彦）さん、越後（和男）さんらがいた。そういう人たちとやっているなかで、俺らは最初、全然通用しなくて。ボールが回ってこないんですよ。『お前らにパスしたら取られんだろ』って言われて。悔しくて城と２人で、『もう全員、削ろう。認めさせよう』って」
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　当時は厳しい先輩も多く、「お前はプロじゃないよ」といった言葉も投げかけられたという。そんな状況のなか、トレーニングで奮闘し、周囲に実力を見せることで徐々に認められていったという。

　迎えたルーキーイヤーで、秋葉監督は怪我のため１試合の出場に終わったが、城氏は能力を発揮。開幕スタメンに抜擢されると、初戦から４試合連続ゴールを達成。最終的には、今も高卒ルーキーの最多記録として残る12得点をマークした。

　秋葉監督は、当時を「悔しくて。でも（城の）活躍が嬉しかったのを覚えています」と振り返った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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