![「空間ビデオ」最前線。撮影機材、フォーマット、視聴方法を解説[イマーシブビデオから空間ビデオまで映像最前線]](https://assets.mama.aacdn.jp/2025/03/448743124_67ea57917d1744_94591597.jpg)
ハード・ソフトの進化と市場拡大
現在、空間ビデオの撮影・視聴環境は限定的だが、Apple Vision Proの高性能なハードウェアにより、高視野角・高解像度な映像を体験できる環境が整ってきている。没入感のある新たな映像体験を求める人には試す価値のあるフォーマットである。
また撮影・収集に利用可能なハードウェアやソフトウェアも増えてきており、制作者としても環境が整いつつある。空間ビデオを視聴できるのがApple Vision Proだけだとするとその普及台数が少ないため尻込みしてしまうかもしれないが、Meta等の他のVR HMDでも再生対応がされつつあるため、今後空間ビデオコンテンツの増加は期待できそうだ。
青木崇行|プロフィール
カディンチェ株式会社カディンチェ株式会社代表取締役。2009年慶應義塾大学より博士(政策・メディア)取得。ソニー株式会社を経て、カディンチェ株式会社を設立。カディンチェではXRやAIに関するソフトウェア開発に従事し、360度動画用CMS、VRメタバース、MRアプリケーション、ボリュメトリックキャプチャリングシステム開発やバーチャルプロダクションスタジオ運営に関わっている。