
女優・永野芽郁が3月31日放送のラジオ番組『永野芽郁のオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)に出演。同29日放送の『オールスター感謝祭2025春』(TBS系)で、お笑いタレント・江頭2:50に追いかけられた騒動に言及。涙をこぼした事情について説明した。
■江頭に追いかけられ「涙」
騒動となったのは、江頭がサプライズで出演した場面。江頭はアンミカに絡んだ後、永野をターゲットにして駆け寄り、MCの今田耕司が制止。しかし江頭が再び永野に突進し、永野は階段状のセットを駆けあがって逃げ、今田やスタッフが江頭を連れ戻した。
永野は笑いながら「怖い」と話し、目元を拭いながら席へ戻ると、一時退席する場面もあった。
一連の様子に、Xでは江頭への批判や擁護、永野を気遣う声、TBSへの批判などさまざまな反響を呼び、TVerの番組配信では江頭の出演場面が全てカットに。TBSは永野と江頭に謝罪するコメントを発表している。
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■「想像していた反応を超えてしまった」
永野は、「皆さんにご心配をおかけして、いろんな意見を私も目にすることが多いんです」と切り出すと、事情について説明。
番組について「すごく楽しかったです、私は」と振り返り、「思ったよりも、自分が想像していた反応を超えてしまったなっていうのはありました」と、思いがけず騒ぎが大きくなってしまったことに触れる。
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■台本や打ち合わせはなし
ネットでは、一連のやり取りが台本ありきの演出だったとの見方もあるが、「そもそも台本というものはなくて、それは我々がリアルに楽しめるようにクイズだったりとか、ゲームだったりとか、ゲームもそんなに練習する時間もわざと作らなかったりとかして。リアルタイムで本当に楽しんでくださいという番組のお気遣いだと思う」と、事前の打ち合わせや過剰な演出などはなく、ゲストの登場も知らなかったことを説明。
江頭の登場については「普通に『あ、江頭さんだ』って。『テレビで見ていた江頭さんが出てきたな』だったんですよ。初めて今回お会いして。普通にテレビで見る通りにめちゃくちゃキレキレに動くわけ。『わあ、すごい』ってちょっと圧倒されてたんです」と話す。
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■涙の真相「びっくりして」
1度目には、江頭が永野の元へ駆け寄ったのをドラマの共演者が制止する、といったやり取りがあり、「その後に、また江頭さんが2回目に来てくれたわけ。そのときに私は完全に油断しちゃってたの。油断しきってたわけ。だから、私の所にもう来ると思ってなかったから、急に来て…しかも(江頭は)絶対運動神経良いのね。めっちゃ足速いのよ。私も逃げ足だけは速い自信があったから、とっさに走って逃げたの。『絶対に捕まりたくない』って思って…とにかく逃げて」と笑いながら振り返る。
「逃げたときに本当にびっくりして。ただただ本当にびっくりした。びっくりして、ただただちょっと涙が出てしまった。それが結果的に皆さんに心配をかけてしまう1つの要因になったんだけど、普通に生理現象として、あくびをしたら涙が出るように、私はびっくりして涙が出ただけだった」と、ショックを受けたわけではないことを強調。
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■一時退席した理由は…
続けて「涙を見せることがいろんな誤解を招くと思ったから、顔を隠したりする時間もあって、その後にちょっとでも涙がにじむと、それがずっと引きずっているように見えたら、良くないなって思ったから、いったん自分の判断で裏に行ってメイクさんに『ごめん、ちょっと直してもらっていい?』って」と、一時退席した理由についても言及した。
中座している間、永野の席にヒコロヒーが座っていたことについては「楽しくそこに代わりに座っててくださったわけ。きっとそれも『芽郁ちゃんがいなくなっちゃった』ってファンの方には心配をかけたと思う。ごめんなさい」と話した。
■生放送ならではのアクシデント
メイクを直して戻った後は、江頭のチャレンジを楽しんで見ていたが、番組スタッフが「いったん落ち着きましょう」と気遣ったことから「それも、『この2人が、いま険悪なムードなんだな』って思わせる1つになってしまったのかなと思います。私はただただ、びっくりしたというだけでした」と再び強調。
この騒動について「生放送だから起こった1つのアクシデントだと思っています。それがすべてだな、という感じ。これ以上この話を大きくしたくなかったし、これ以上私自身も嫌なことを言われたくなかったから、自分の言葉で話すことが正しいと思った」と改めて説明した理由も明かす。
■「悔しい!」と感じたのは…
SNSでは、江頭やTBSへの批判のほか、永野に対して批判的な声もあり、「本当に信じられないぐらい悪質な、意地悪なコメントたちは、ちょっといろいろと対処の方法を私は考えますので、ファンの皆さんは心配しなくて大丈夫です」と呼びかけると、「ということで、この話はもう2度としません」と、今後この件にコメントすることはないことも強調。
永野は番組の中で行われた、バスケットボールのフリースローで競うゲーム企画で優勝しており、「こっちに話が全部持っていかれ過ぎちゃって、私、バスケめっちゃうまかったのに消えてんのよ、話が。それが一番悔しい! もうさ、超緊張したのよ、バスケ!」と、話題にならなかったことを悔しがっていた。
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)