
「5年ぐらいで誰かが座長になってほしい」
田中ルイボスティーはNSC大阪46期ですが、実はNSCは2回目でした。「新喜劇に入りたくて入学したが、オーディションがなく諦め、もう1回入り直した」と語り、笑い飯・哲夫のモノマネなど特技もしっかり披露します。
野呂桃花はアキに憧れていて、「いつの日か、舞台に立ってアキさんから“いいよぉ〜”と言ってもらえる役を」を夢をふくらませます。ここで、司会のアキがすぐさま「いいよぉ〜! ハイ、もう終わったね」とイジられて大慌てする一幕も!?
横山裕輝はダンス、とくにブレイキンが特技。「お母さん、ありがとう!」と大きな声で叫んで喜びを表現すると、「新喜劇にとって必要不可欠な存在になるのが目標」と表明しました。
出典: FANY マガジン
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今回のオーディションでは17人が合格(川越星は舞台の仕事のため欠席)。精鋭たちを前に寛平GMは「みんな夢がいっぱいある。若いってうらやましい。夢に向かってがんばっていってほしい」とエールを送ります。さらに「僕らの時代は20代で座長になっていたので、5年ぐらいで誰かが座長になってほしい。そして、若いお客さんたちがどんどん見に来てくれるようになっていけば」と期待を寄せました。
忠志は「奇をてらっておもしろいことをやろうとするのではなく、台本をきちんと受け止めて真剣にやること。真摯に真面目に、一歩一歩前に進んでいってください」とアドバイスしました。
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なお、ケンはすでに4月8日(火)から、京都・よしもと祇園花月での新喜劇公演に出演が決まっています。10〜20代ばかりの新座員のなかで気を吐くベテランは、「(すぐに出演できて)本当に光栄。同期の皆さんの気持ちを背負ってがんばる」と気合十分。一方で「同期なので、割り勘でお願いします」と釘を刺すことも忘れません。
ケンは、“新喜劇65周年ツアー”にゲスト出演し、「“新喜劇、ええなあ”という気持ちになった。アキとがっつり組んでやるのもいいなと改めて思った」と語り。オーディションを受けた動機をこう説明しました。
「息子や娘ぐらいの年齢の子たちと一緒にオーディションを受けるなんて、なかなか体験できることじゃない。“みんなと一緒にがんばっていかなあかんな”という、ふつうに芸人をやってたら感じられなかった気持ちになっている。水玉れっぷう隊は解散していないが、これからは新喜劇のケンになる。アキと2人並んだとき、見ている方に“水玉れっぷう隊や!”と萌えてもらえたらうれしい」
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アキの時代劇に寛平GMも涙
会見では3月の振り返りもありました。3月2日(日)の『吉本新喜劇記念日2025』第1部で史上最年長の座長となったやなぎ浩二について、寛平GMは「ほんまに愛されてる」と称賛。また、「あの新喜劇は内場(勝則)がいなかったらできてない」とベテランの貢献を強調しました。
3月8日(土)には、『吉本新喜劇in沼津ラクーンよしもと劇場』と題して、静岡・沼津に初上陸。3回のステージすべて完売でした。
3月21日(金)に開催された名作漫画『北斗の拳』とコラボした新喜劇』には、EXIT(りんたろー。、兼近大樹)ら人気芸人が参戦。主役のケンシロウを演じたアキは、「アニメの世界に新喜劇が飛び込んだ。関西のお笑いと『北斗の拳』が混じり合って拍手喝采だった」と振り返りました。
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そんなアキは「30年以上前からやりたかった」という時代劇『時が来た』を3月14日(金)~16日(日)に上演し、全公演が大盛況。本作には忠志やケンが出演し、観劇した寛平GMも迫真の切腹シーンで涙したそうです。