
イヤーウェアブランドの『Loop』が、マクラーレンF1チームとのパートナーシップを締結。それに伴い、コラボレーション商品『McLaren Formula 1 Team × Loop Switch™︎ 2』を、4月1日から日本で発売することとなった。
イヤーウェアと言っても、日本ではあまり馴染みがないかもしれない。平たく言えば、耳栓である。しかし耳栓とは言っても、超高性能かつファッショナブル……耳栓の既成概念を覆す、”イヤーウェア”と呼ぶに相応しい商品と言えるだろう。
高性能というのは、3段階で音のコントロールができるとのこと。最も高い防音性を誇るクワイエット・モード(26dB)、ライブやコンサートを楽しみつつ耳を護るエクスペリエンス・モード(23dB)、そして会議や社交的な環境で背景の音を遮断するエンゲージ・モード(20dB)の3つのモードが用意されている。しかも、電池を使わずにこの音量のコントロールを実現している、まさに新世代の耳栓……それが『Loop Switch2』である。
Loopの信念の根底には、それぞれの人がどう音と付き合い日々を生活していくかという概念があるという。そしてLoopを使えば、音をコントロールすることができ、それによって集中力やリラックス度を引き上げることができるのだという。
これはモータースポーツの世界にも当てはまる。サウンドはモータースポーツの魅力のひとつではあるものの、エンジンがかかっているマシンの横で会話するのは難しい。スタンドで観戦している時にも、特に小さいお子さんの耳には、エンジンサウンドはダメージとなって蓄積してしまう可能性がある。また、ドライバーが、マシンに乗り込む前にこのLoopを使って周囲の音を遮断し、集中力を高めるということもあるのだそうだ。
そしてLoopは、マクラーレンをパートナーに選んだ。なぜパートナーがマクラーレンなのかと尋ねると、Loopの共同創設者であるディミトリ・オ氏は次のように語った。
「マクラーレンは、F1の中でも長い歴史を持っているチームのひとつです。エンジニアリングのイノベーションというところで、最高のレベルを常に追求しているところが、我々の姿勢と合致していました」
そしてオ氏曰く、ランド・ノリスの存在が大きかったという。
「もうひとつはノリスの存在です。彼自身のライフスタイルや性格が、Loopとすごく合っていると我々は考えています」
「もちろんパフォーマンスはトップレベルですが、レース前に集中するとか、飛行機での移動中にしっかり寝るということも徹底しています。そして、レースも常に全力ですが、遊びも一生懸命。レースが終わってすぐにパーティをやるとか、切り替えがしっかりとできる人です」
「そういうコントロールをしているところで、Loopが掲げているモノを体現してくれています」
「彼らはレース中は無線を聴くイヤホンをつけているのでこのLoopは付けられませんが、レース以外のところで使ってもらっています」
Loopの商品は、最初はまさにコンサートやクラブシーンで、耳に届く音をコントロールするために開発された。そういう部分も楽しむノリスを走らせているマクラーレンは、まさにパートナーシップを結ぶ相手として最適だったのだろう。
LoopとマクラーレンF1のコラボレーションモデル『McLaren Formula 1 Team × Loop Switch™︎ 2』は、4月1日から日本での発売がスタート。価格は9,490円(税込)である。