フェルスタッペン、”白い”レッドブルRB21で挑む日本GPヘ意気込み「ユウキを迎え入れるには忙しい週末になりそうだ!」

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、今週末に開催されるF1日本GPに向けてコメント。チームメイトとして角田裕毅を迎えた初めてのグランプリが日本GPになるため「忙しい週末になるだろう」と語った。

 4年連続ドライバーズチャンピオン獲得中のフェルスタッペンだが、ここまで2戦を終えた段階で優勝ゼロ。チームメイトだったリアム・ローソンはさらに苦戦し、最後尾付近から抜け出せないという厳しいレースが続いた。その結果ローソンは僅か2戦でチームを追われ、その後任として角田が加入。フェルスタッペンとタッグを組むことになる。

「鈴鹿は僕らにとって、2023年にコンストラクターズチャンピオン獲得を決めたり、僕にとって2度目のドライバーズチャンピオン獲得を決めるなど、特別なサーキットだし多くの歴史がある」

 フェルスタッペンはそう語った。

「今回はユウキにとって母国グランプリだし、このチームで戦う初めてのレースとなる。だから、彼をチームに迎え入れるという意味でも、忙しい週末になるだろうね」

 今回レッドブルは、ホンダがF1初優勝を決めたマシンRA272をトリビュートした、ホワイトをベースとしたカラーリングで日本GPに挑むことになっている。そして日本は、フェルスタッペンにとってもお気に入りの国である。

「今週はホンダへのトリビュートとして、白い日本特別カラーリングが用意されている。とても格好いいよね。僕もこのカラーリングにインスパイアされた、白い日本特別ヘルメットでレースに挑む」

「日本で少し自由な時間を過ごせるはずだ。ショーラン(4月2日開催)の間に東京でリラックスできるのも楽しみ。そしてその後は鈴鹿へと向かう」

 前述の通り、今季はここ数年と比べて苦しい戦いを強いられているフェルスタッペン。しかし、改善の手応えも掴みつつあるようだ。

「中国GPを振り返ると、第2スティントではパフォーマンスがかなりよくなった。マシンのペースも改善したんだ」

「チームはパフォーマンスの最適化に向けて懸命に取り組んでおり、僕も今週はファクトリーに行って、シミュレータで準備を進めてきた」

「鈴鹿でのレースはいつも楽しみにしている。高速コーナーが多くて、僕らにとっては相性の良いサーキットだ。今週末はマシンのポテンシャルを最大限に引き出し、改善できればと思っている」