不眠を解消し「活力のある人」になるためには?
デジタル世代にあって、睡眠不足から解消され、活力のある人になるには? / Credit:Canva
今回の研究では、寝る前のスクリーン使用に関して、利用するコンテンツの内容によって影響が異なることが分かりました。
とはいえ、結局のところ、内容の違いよりも、「スクリーン使用の総時間」が一番不眠と関係しています。
そのため、もし「睡眠の質」や「睡眠不足」に悩んでいるなら、まず寝る前のスクリーンの時間を減らすべきです。
また研究チームは、「理想的には、就寝の少なくとも30~60分前にスマホを触らないようにしてください」と勧めています。
そして「夜間の眠りを妨げないために、通知をオフにしてください」と続けています。
その上で、どうしてもスマホを触りたいのであれば、動画やゲームよりも、SNSなど短時間で完結するコンテンツを選ぶことも重要かもしれません。
このようなちょっとした意識が、デジタル世代にあって、あなたを「周囲とはちょっと違った活力のある人」へと変化させるでしょう。
参考文献
59% increase in insomnia with just an hour of doing this activity in bed
https://newatlas.com/sleep/insomnia-bed-activity/
One hour’s screen use after going to bed increases your risk of insomnia by 59%, scientists find
https://www.eurekalert.org/news-releases/1076717
元論文
How and when screens are used: comparing different screen activities and sleep in Norwegian university students
https://doi.org/10.3389/fpsyt.2025.1548273
ライター
大倉康弘: 得意なジャンルはテクノロジー系。機械構造・生物構造・社会構造など構造を把握するのが好き。科学的で不思議なおもちゃにも目がない。趣味は読書で、読み始めたら朝になってるタイプ。
編集者
ナゾロジー 編集部