
ロウが現地時間3月31日、イギリス・ロンドンで行われ、統一WWE王者コーディ・ローデスが『レッスルマニア41』での挑戦者ジョン・シーナと舌戦の末、クロスローズでKOした。
4・19&20『レッスルマニア41』で統一WWE王座をかけて対決するコーディとシーナ。3・24ロウ以来となる両者の対面がこの日、ロンドンの地で実現した。
この日もシーナは罵声を浴びせられながら登場。続いてコーディが現れると、場内は一転して大歓声に包まれた。そして両者が対峙。鳴りやまないコーディへのチャントの大合唱の中、シーナが口を開こうとすると待ったをかけたコーディは「お前はこの2週間、みんなに嘘をついていた。俺や彼らに今まで愛がなかったって嘘だろ? 今がチャンスだぞ。俺たちに教えてくれ。なぜこうなった?」と迫った。
「裏切者!」チャントの大合唱の中、シーナは「てめえの土俵には乗らねえよ。てめえを埋めてやる。今まで消してきたヤツらみたいにな。ジョン・シーナは才能を潰すと言われてきたが、俺は才能を潰さない。俺こそが才能そのものだ。潰しているのは雑魚だけだ」と豪語。「お前はトップになった気でいるが、実力が追いついてねえんだよ。俺が築いた成功に乗っかっただけだ」とコーディを酷評すると、「コソ泥が勘違いして王様気取りか? これが理由だ。ベルトを持っているお前を見るとヘドが出る」と本音を吐き出した。
シーナのコーディ批判は止まらない。「『リアルじゃなきゃ客にばれる』って何度も言ったよな? 俺の助言を無視しやがって。お前は作り込みすぎだ」、「本当のお前を出すのが怖いんだろ? 結果がこれだ。台本通りの七光り野郎だ」と罵倒すると、「レッスルマニアで負けたらオモチャのベルトで王者気取りしてろ。本物の王者はそれを持ち帰って引退するからな」とあらためて予告した。
するとコーディは「俺は選ばれただけかもしれない。でも誰が選んだか? このみんなだ。お前はどうだ? 今はいない会社のトップだった男に選ばれたんだっけ?」と反論。「ザ・ロックに魂を売ったのは俺とお前どっちだ? ジョン、お前は今でも俺のヒーローだ。同時にクソ野郎だがな」と罵倒した。
「忘れたのか? 俺もいろいろあったが、試合中にあのチャントはされなかったぞ。『ヘタクソ』ってな」。そうコーディが挑発すると、リングから降りようとしていたシーナが踵を返して殴りかかった。が、かいくぐったコーディはクロスローズをさく裂。大の字となったシーナの眼前で統一WWEベルトを掲げた。レッスルマニアへ向けてコーディがシーナをKO。イリミネーションチェンバーでの暴挙に対する報復を遂げた形となった。
今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。