
子育てにおいて、親の愛情としつけのバランスは非常に重要です。しかし、そのバランスが崩れ、しつけが行き過ぎるとそれは単なる教育の一環ではなく、虐待に近い行為になり得ることもあるのです。しつけの目的は子供に道徳や常識、社会的なルールを教えることにありますが、それが過剰になりすぎると、子供の心や体に深刻な影響を与えることもあります。
そこでSirabee取材班は、やりすぎた子育てについて聞いてみました。
■市販のお菓子は食べさせない
「娘が幼稚園のとき、同じクラスに市販のお菓子は子供に食べさせないママ友がいた。添加物うんぬんが気になるから毎回おやつは手作りみたい。でも娘曰く、その家の子、友達の家に行ったときは出された市販のおやつをバグバグ食べていたらしい。
あんまり意味ないよね。抑制されていると自由なときにタガが外れそう」(30代・女性)
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■ベランダに締め出す
「子供が学校で悪さをした、テストの点数が悪かった、約束の時間までに部屋を片付けなかった…など、ことあるごとに子供をベランダに締め出すママ友がいて引いた…。しかもなぜかそれを誇らしげに他のママ友たちに語っていてゾッとした。締め出して何の効果があるの?
反省とか改善って別に締め出したらできるってわけでもないよね? やりすぎてて引く」(30代・女性)
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■ヒステリックに怒鳴り散らす…
「同じマンションフロアの隣の隣の家が子供の同級生の家なんだけど、よく息子さんの泣き叫ぶ声が聞えてくる。たまにウチに遊びに来てウチの息子とゲームをしてたりするんだけど、会話を聞いていると、宿題中ずーっと母親が隣りに立って見張っていて、問題を間違えると怒鳴るみたい…。
なんかわざわざヒステリックに怒鳴り散らすタイミングを待っている感じがして怖かった。稀にしつけと称して虐待を正当化する人っているじゃん? そんなタイプな気がした」(20代・女性)
しつけと虐待の境界線は非常に曖昧であり、親がそれを意識的に越えてしまうことは少なくありません。しかし、どんなに愛情を持っていても子供を傷つけるような行動は決して許されるべきではないということを、親や周りの大人は常に忘れてはいけないでしょう。
(取材・文/Sirabee 編集部・ 美佳)