格闘技イベント「BreakingDown」元ファイターで料理人のこめお氏が2日、自身のXを更新。

料理に化学調味料を使うことは「妥協や、諦めでしかない」と主張し、料理研究家のリュウジ氏、実業家の堀江貴文氏とネット上で熱い“味の素論争”を繰り広げている。

■化学調味料「不使用」へのこだわり

闘う料理人として「BreakingDown」で人気選手となっていたこめお氏は、昨年12月に開催された14回目の大会で現役を引退。

現在は東京・麻布十番「割烹こめを」の統括料理長として腕をふるいつつ、化学調味料を“一切使用しない”素材重視の高単価ラーメン店を立ち上げるべく動いている。

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■ホリエモンと対立

3月12日に公開されたYouTube番組「REAL VALUE」へ出演した際、化学調味料の是非を巡って“味の素肯定派”堀江氏と衝突していたこめお氏。

放送後の3月31日、堀江氏から「まだ化学調味料使わないとか言ってイキってんの?苦笑」「こめおクラスだったら俺1人で倒せる笑」とXで挑発されると、「化学調味料摂取しすぎて頭沸いてんのか」と引用リプライで一蹴。

「本当に美味しい料理作った時に、化学調味料入ってるから、なんて言い訳用意しておきたくないから。だって、化学調味料入ってて、もうそれで美味しいなら料理人いらないじゃん」と料理人としての矜持をつづった。

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■リュウジ氏も「物申す」展開に

しかし、その投稿に反応したのが味の素愛用者として知られる人気YouTuberのリュウジ氏。

Xで「こめお君はむしろ化学調味料を過信しすぎ あれはただの調味料、なんでも旨くなる魔法の粉でもない、使い方を誤れば不味くなる、塩や砂糖と同じ」と持論を展開した上で、「塩は塩味、砂糖は甘味を加えるように化学調味料はただうま味を加えるのみ 化学調味料を使いこなしている老舗の料理人の方は沢山居ますよ、要らなくない」と主張した。

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■「尊重し合あいましょう」

思わぬ形で大物インフルエンサー2人と対峙することになったこめお氏。

「工夫をせずに、味の素かけるとまじで簡単に美味しくなるんです。僕は工夫を止めてしまうものだから、使わないのです。それは妥協や、諦めでしかないです」と吐露すると、ネットでは「“職人さんだなぁ”って素晴らしい」「こめおはこめおの道を行けばいい」「そんなこめおの考え方好き」とエールを送る投稿が続々。

一方で、リュウジ氏らの意見を支持するファンもおり、「料理哲学の違いだと思うので、お互い尊重し合いましょうよ」「どちらが上とか下とかではなく、こだわりの方向が違うのかなと」「リュウジさんは仕事柄それでいいと思うし、ほとんどの人は化学調味料でいいと思う」という声も散見されている。

(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤