
新体制発表で城福浩監督が口にした「超野心的な目標」に向けて、歩みを進めている東京ヴェルディ。そのなかで個人としても“超野心的な目標”を掲げているのがDF綱島悠斗だ。
東京Vジュニアから下部組織で育った綱島は、ユースを退団後に国士館大へ進学。2023年に“古巣”東京Vに加入すると、188センチの長身ボランチとして頭角を現し、主に途中出場で34試合に出場。J1に昇格した翌年からはポジションをCBに移して、出場30試合のうち22試合で先発に名を連ねる。
今季もここまでの全7試合でスタメンに入る綱島は、「10ゴール・10アシスト」を目ざしている、その理由をこう語る。
「結果に対してこだわっていきたいと思うし、本当に10ゴール・10アシストを実現するつもりでプレーしている。逆に達成できたらディフェンダーとしてすごい価値が上がると思う。自分の価値を上げるためにも、守れて点を取れるという自分の理想に少しでも近づけたい」
昨季は2ゴール・1アシストだった綱島にとって、高いハードルなのは間違いない。それでも、着実に成果を出しつつある。
J1第5節のアルビレックス新潟戦(2-2)では、1-2の状況から今季初得点となる同点弾を奪うと、続く名古屋グランパス戦(2-1)でも逆転ゴールを決めて2戦連発。喜びはあっただろうが、それ以上に気を引き締めた。
「まだまだ点を決められたシーンはいくつもあったし、たまたま1点を取れたけど、2、3回とチャンスが続いてきていた。そこを全て決められるような実力をつけたい」
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そして、4月2日には「疲労を感じないくらい楽しみ」な相手との一戦が待っている。J1第8節・FC東京との“東京ダービー”だ。
昨季に東京VがJ1復帰を果たし、2011年以来にダービーが実現。その11年当時は小学生だった綱島は、東京Vジュニアの一員としてボールボーイを務めており、「やっぱり異様だった」と振り返る。
「自分は当時、FC東京のゴール後ろで試合を見ていて、(ヴェルディに対しても)いろいろな声とかも飛んでいて、これがプロかというのをその時に感じさせられた」
そのプロの舞台で、ライバルと相まみえる。綱島はどんなパフォーマンスを見せるか。
取材・文●藤井圭
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