澄子と向き合い、日本酒を勧める吟は……

店にやって来た澄子。子どものころの金蔵とのやりとりを思い返していると「おまたせしました」と吟が迎える。そして「一歩己」、「赤武」、「加茂錦」、「篠峯」、「村祐」「屋守」のボトルが並べられたテーブルの前に座り、向き合う2人。吟は金蔵とのことを話してくれた澄子に礼を告げると、まず「一歩己」を手に取り、グラスに注いで澄子へ。ひと口飲んだ澄子は「おいしいね」と笑顔を見せつつ、やはり日本酒には嫌な思い出しか無いとつぶやく。
吟は金蔵が日本酒をプロデュースしようとしていたことを明かし、金蔵のノートと日記を澄子に見せる。金蔵の想いを初めて知る澄子だが、やはり日本酒を最優先にしていたダメな人だとあきれた様子。そんな澄子に吟は……。
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吟の想いと日本酒が澄子の心に届く

改めて金蔵の叶えたかった夢が、澄子といっしょにお酒を飲んで笑顔にしたかったことだと伝える吟。「いっしょに飲んでいい?」と自分のグラスにも「一歩己」を注ぐと、差し向かいで飲み始める。金蔵のことが嫌いかと訪ねる吟に、許せないだけと答える澄子。しかし、もうひと口「一歩己」を口にすると、金蔵の想いが心の中に響き始め……。

おかわりをもらった澄子は、そこに一歩己の姿を見る。そして自分の考えが間違いだったことに気付き、謝るが、そんな澄子へ今までの感謝を伝える吟。改めて「一人じゃできないけど、この6本に支えてもらいながら絶対にやってみせる」と自分の想いを告げ、澄子へ日本酒たちを紹介。澄子が日本酒たちに「あなたたちがずっと守ってくれてたのね」と声をかけると吟と日本酒たちは……。
\from Writer/
頑なだった澄子の心を溶かした日本酒たちと吟の想いがしっかりと伝わった最終回。これからの吟と日本酒たちについて、早くも続編を希望する書き込みも見られるなど、SNSも大いに盛り上がっていました!
写真/ⓒytv 文/國友 敬