米軍基地でも偽札が出回る!?→スタッフ教育で見せられた衝撃事件【米軍基地で働いてみた(97)】

米軍基地でも偽札が出回る!?→スタッフ教育で見せられた衝撃事件【米軍基地で働いてみた(97)】
今回も私がアメリカ軍基地で働いていた時のお話です。
以前、怪しい兵士の怪しいカードのお話でもご紹介しましたが、アメリカ軍基地内ではクレジットカードや現金(ドル)の利用が一般的です。
基地で現金やカードを扱うキャッシャー(レジ)担当者は、キャッシュハンドリングと呼ばれる金銭の扱いに関する講義を定期的に受ける必要があります。
お客様から受取ったお札は必ずCounterfeit Bill Money Detector Penと呼ばれる偽札チェックペンでなぞって反応を確認します。
日本では偽札なんて一生に一度すらお目にかからないかもしれませんが、偽アメリカドル札は意外と流通してしまっているようで、つくづく日本は平和な国だなと思います。
キャッシュハンドリング講座では、こんな事例が紹介されていました。
混雑しているバーカウンターの列に並び、なにやら耳打ちしながらやって来た2人組の兵士がやってきます。
接客対応している新人外国人スタッフ(私のようなアメリカにとっての外国人スタッフ)にお酒を注文して支払いに100ドル札を出す彼ら。
ドル札に慣れていないその外国人スタッフは、規定通りペンでチェックして偽札を示す反応が出ていたものの、首をかしげながらもお釣りを渡してしまったようです。
アメリカ人ならすぐに偽物だと気づいたかもしれませんが、ドルに慣れていない外国人スタッフ・さらに新人でレジ待ちの行列にも焦り、彼女は正しい判断が出来なかったのでしょう。
防犯カメラには2人組の兵士の様子も映っていて、お釣りを数えだしたスタッフに驚き、1人の兵士が「ハッ」とした顔で何か言おうとした瞬間、もう一人の兵士が腕を掴んで「うんうん」頷きながら制止する様子が…。

米軍基地でも偽札が出回る!?→スタッフ教育で見せられた衝撃事件【米軍基地で働いてみた(97)】
お釣りを手にし、有頂天で明らかに確信犯の兵士と、バツが悪そうに何度も振り向きながら歩く対照的な兵士。
当然バレない訳がなく、二人の兵士は処罰の対象となったそうです。
そんな偽札事件の原因の一旦は、アメリカ人のお金の扱いにもあるのですがお話は下の関連記事に続きます!