2日放送の『あさイチ』(NHK)で、紫外線対策について特集。紫外線と「色」の関係について、意外な事実が判明したことを紹介し、Xでも反響を呼んだ。

■最近ではカラフルなグッズも

この日の番組では、紫外線量が増える時期に入ったことから、紫外線対策やスキンケアについて紹介。

日傘や帽子、パーカー、アームカバーといった紫外線対策グッズといえば、「紫外線を防ぐ」とされている黒色のものが多い。

しかし最近では、ピンクやグリーン、ブルーなど、明るい色合いのカラフルなグッズも増えている。

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■「黒以外」でもOK?

紫外線について長年研究している、東海大学建築都市学部准教授の竹下秀氏は、「皆さん黒がいいなんてお思いなんですけど、じつは黒以外のいろんな他の色でも大丈夫なんです」と話す。

実際に、黒やピンク、オレンジなどさまざまな色の服で紫外線透過率について実験すると、確かに黒、グレーは透過率がほぼ0%で紫外線を防いだが、緑やピンク、オレンジでは、多くても透過率は3%ほどで、全ての色が96%以上の紫外線をカットしたことに。この差異は「色による違いは無視していいレベル」だったことが判明した。

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■博多大吉「たまに見かけるけど危ない」

また竹下氏によると、黒い服は太陽の熱を吸収しやすいため、熱中症になるリスクが他の色よりも高いという懸念も。竹下氏自身は、夏場は黒の服を避け、黄色のTシャツをよく着ているとのことだ。

博多大吉も「夏場、全身真っ黒でウォーキングされてる方とかね。たまに見かけるけど危ないね」と注意を呼びかけた。

ちなみに、白については多くのものが、他の色が付いているものよりも紫外線を防ぐ効果は期待できないとの話も。ただ、最近では白色でも、紫外線をブロックする効果がある機能性の高いグッズもみられるため、購入する際に機能を確認するとよいとしている。

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■「黒い帽子で熱中症になったことある」経験談も

紫外線と色の関係に、Xでは視聴者から「日焼け防止グッズ紹介でピンクとか商品出てるの知ったのでいまから走りたい…」「私黒持ってない! 水色とかグレーとか」と反響が。

また、「黒い帽子で熱中症になったことある」と経験談を明かす人も見受けられた。

(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ