
「ペダルがない自転車!?」シティモビリティの新機軸となる“漕がない自転車”モペロ・ミニ・カーゴを試乗してみたの画像一覧
原油価格は下落傾向が続いているのに、なぜかガソリン価格は高騰している不思議な状況。シーンによってはクルマやバイクを使わずに自転車で代替できるなら、燃料費の出費も抑えられそうですよね。とはいえ「自転車じゃあ坂道とか疲れそうだし、荷物もあんまり運べそうにないかも……」なんて不安はつきません。
そこでご紹介したいのが、漕がない自転車「モペロ・ミニ・カーゴ」です。自転車扱いなのにペダルがない。つまりペダルを漕ぐこともなく、それでいてスイスイ進め、もちろん運転免許もいらない。その「モペロ・ミニ・カーゴ」を実際に街で試乗してきました。
試乗前の豆知識
「モペロ・ミニ・カーゴ」はカテゴリ的にいうと特定小型原付自転車になります。最近、街でよく見かけるようになった電動キックボードと同じカテゴリに属し、運転免許は不要で、ヘルメットは努力義務となっているので必ずしも着用する必要はありません。
自転車と異なるところは、運転できるのは16歳以上と制限があり、車両にはナンバープレート、ウインカーも備わります。モーターの定格出力が0.6kWまで、最高時速20km/hまでと規制されているのです。
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日本の法律を徹底的に調査
「モペロ・ミニ・カーゴ」の販売元はSWALLOW社です。特定小型原付自転車が新しいカテゴリの乗り物だけに、社名を聞いてピンとくる方は少ないと思いますが、SWALLOW社は2019年に誕生した電動モビリティ専門の企業なのです。最近でこそ街なかで電動キックボードをよく見かけるようになりましたが、創業当時は公道を走れる電動キックボードはなかったそうです。
そこでSWALLOW社は日本の法律を徹底的に調査し、国内基準を満たす電動キックボードの開発に挑戦。公道走行可能な電動キックボード「ZERO9」を発売し、累計販売台数2,000台を超えるロングセラーとなりました。そんなSWALLOW社が新たに開発したのが「モペロ・ミニ・カーゴ」なのです。