SUPER EIGHT丸山隆平主演『金子差入店』SUPER BEAVER書き下ろし主題歌&メイキング写真

SUPER EIGHTの丸山隆平が主演を務める『金子差入店』(5月16日公開)から、SUPER BEAVERによる書き下ろし主題歌「まなざし」の歌詞の一部が先行公開。またメイキング写真も解禁された。


【写真を見る】本作で長編デビューを果たす監督の古川豪 / [c]2025「金子差入店」製作委員会
本作は、厳しい審査や検閲がある差入のルールを熟知した職業「差入屋」を営む男とその家族の絆を描くヒューマンサスペンス。様々な事情から面会に行くことができない人たちに代わって、面会室へ出向くこともある差入屋店主の金子(丸山)は、伯父から引き継いだ住居兼店舗で、妻子と共に暮らしていた。ある日、金子の息子の幼なじみが見ず知らずの男に殺害される。金子や彼の家族が事件のショックから立ち直れないでいたとき、犯人の母親から差し入れの代行と手紙の代読を依頼される。そんななか、金子自身の過去があらわとなり、家族の絆を揺るがしていく。

先日、SUPER BEAVER書下ろし主題歌「まなざし」の一部も収められた予告映像が解禁され話題となった『金子差入店』。本作からこの度「まなざし」の歌詞の一部を先行公開。熱い想いが込められた主題歌は映画に人生を賭ける監督の古川豪との縁から実現。脚本完成まで11年かかったという本作は、ゼロから作り上げられた監督オリジナル脚本。試行錯誤の繰り返しでなかなか納得いくものが書けず時間が過ぎていく中で、結婚と我が子の誕生を経て初めて物語の構成が固まったそうで「何があっても絶対に、自分が生きている限り、この子を守り続ける」という強い想いを、劇中の金子(丸山)の息子、和真(三浦綺羅)への想いに注ぎ込んだという。

キャスティングについても、「自身が映画に人生を賭けているので、真剣勝負で受けてくれる人でなければ絶対に嫌だ」という思いで、「戦う姿を見せてくれる人たち」を熱望した監督。熱い想いが合致した結果、長編デビュー作にして、主演に丸山、共演に真木よう子、北村匠海、名取裕子、岸谷五朗、寺尾聰など主演級のキャストが集結している。

撮影スタッフもおなじく、日本映画界でレジェンドになりつつある職人が名を連ねる。監督が幼少期に見ていた映画らしい映像にこだわり、シネマスコープサイズで撮影するという徹底ぶり。金子一家が商い暮らしをする金子差入店も、店と住まいがひと続きになっている建物を実際に借りて撮影できたことで、金子一家の暮らしがよりリアルに表現されている。挙げればキリがないほどに綿密かつ繊細に作り上げられた『金子差入店』。本編の余韻に浸る大事なエンドロールを飾ることになったSUPER BEAVERの主題歌「まなざし」は、どのような化学反応をみせてくれるのか。彼らの代表曲でもある「名前を呼ぶよ」MV(映画『東京リベンジャーズ』ver.)の制作に携わった縁からオファーに踏み切ったらしく「正直、人気がすごすぎて難しいかと思っていたが即決してくださった」、「筋が通らないことを絶対にしない人たちなので本当に嬉しかった」と監督は語っている。

満を持しての長編デビューとなった古川と、縁が縁を呼び集結したキャスト、スタッフ、アーティストたちが一丸となって完成した本作。今後の続報も要チェックだ。

■<主題歌「まなざし」>

●主題歌「まなざし」歌詞(一部抜粋)

まなざしよ まなざしよ 騙し絵みたいな今日に 足りていないのは愛だよ もう 生々しい意味で まなざしを まなざしを 抱きしめたらわかる 希望になり得るのも 愛を伴う情だって信じたい

文/スズキヒロシ