
4月3日、私はロンドンのスタンフォード・ブリッジで開催されたプレミアリーグの第30節チェルシー対トッテナムの一戦を取材した。
現在、チェルシーはプレミアリーグでトップ4入りを狙える位置につけているが、トッテナムは14位と低迷している。またリーグ戦において、スタンフォード・ブリッジでは過去35年間で、わずか1勝しかできていない。
今季の残りのシーズンでトッテナムの調子が劇的によくならない限り、10位以内にも入れない可能性があり、アンジェ・ポステコグルー監督はますますプレッシャーにさらされている。指揮官には解任の可能性も囁かれており、ボーンマスのアンドニ・イラオラ監督やフルアムのマルコ・シウバ監督が後任候補として挙がっているが、実現したとしても夏以降の話だ。
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そんなポステコグルーにとって唯一の助けとなるのは、ヨーロッパリーグ(EL)で優勝して、17年間タイトルから遠ざかっているクラブにトロフィーをもたらすことだ。準々決勝まで勝ち進んでいるトッテナムは今、プレミアではなくELに照準を合わせているはずだ。
ELについてイングランドでは、世界のトップリーグであるプレミアリーグのチームならどこでも優勝できると考えるフットボールファンが少なからず存在する。しかし、そんな自信は今の不振が続いているスパーズには見当違いだ。
今回のチェルシー戦では、50分にエンソ・フェルナンデスにヘディングシュートを叩き込まれて先制点を献上すると、最後まで同点ゴールを奪えずに0-1で敗戦。今季プレミア16敗目を喫した。昨季、ポステコグルーがトッテナムでのキャリアをスタートさせた当初にファンを魅了した「アンジェボール」は、とうの昔に忘れ去られている。
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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