「もっとボールをつけてほしい」左サイドで孤立状態に…横浜FM遠野大弥が指摘「すぐに後ろに下げてしまうことが今の課題」

 横浜F・マリノスは4月5日、J1第9節で東京ヴェルディとホームで対戦。最後まで1点が遠く、0-0のドローに終わった。

 この試合では、ボールを握ってもなかなか前進できず。主に攻撃では右サイドが起点となったが、それでもなかなかチャンスを生み出せなかった。

 左サイドハーフで先発した背番号9の遠野大弥は、何度も動き出しを繰り返すなど、ボールを呼び込む動作は見せていたが、ほとんどボールは入らず、孤立状態に。得意のミドルシュートを披露するチャンスもなかった。

 遠野は「課題は多い試合かなって思いますし、勝点3がほしかったので残念」と試合を振り、自身にボールが入らなかった現状にも触れ、「もっとボールをつけてほしい」と要求した。
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「やっぱりビルドアップになると、どうしてもボールを保守したいってなりますけど、やっぱりチームとしてもっとチャレンジしたほうがいい。僕たち前の選手は準備できているので、狭いところでもつけてくれれば、攻撃のテンポや厚みの部分でもっと出るかなと思います。すぐに後ろに下げてしまうことが今の課題だと僕は思っています」

 続けて、「常に準備していますし、ワンタッチからの準備やり相手を1人剥がす作業だったり。準備できているので、もっともっとつけてほしい。下げずにどんどん前につけてほしいですね」と強調した。

 遠野が指摘した消極的なサッカー。横浜FMは課題としっかり向き合い、まずは着実に勝点3を積み上げたいところだ。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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