
MotoGPに参戦しているKTMとアプリリアは、4月7~8日にミサノ・サーキットでプライベートテストを実施している。
3月に開幕したMotoGPは、第3戦アメリカズGPまでが終了。ここまでのレースでは全てドゥカティが勝利を収め、上位を占め続けている。
そうした中KTMとアプリリアは、第4戦カタールGP(4月11~13日)に先んじて、プライベートテストをミサノ・サーキットで実施する。
KTMとアプリリアはこのプライベートテストで、第5戦スペインGP後の4月28日に予定されているヘレス公式テストに向けて、開発チームによる作業を進めようという考えだろう。
なお公式テストにはレギュラーライダーを含む全てのライダーが参加できるが、現在のコンセッション(優遇措置)制度のもとでは、KTMとアプリリアはプライベートテストにレギュラーライダーは参加させられない。そのため、チームのテストライダーが走行を担当することになる。
KTMからはポル・エスパルガロとダニ・ペドロサが、アプリリアはロレンソ・サヴァドーリがこのプライベートテストに参加するという。
■ホンダはカタールGP後にプライベートテスト予定
今季復活傾向を示しているホンダは、前述の優遇措置対象メーカーのため、テストの自由度も高い。ただKTMやアプリリアが走るミサノテストに相乗りすることはしないようだ。
当初、ホンダは3月下旬にヘレスでプライベートテストを予定していた。しかしスペイン南部で大雨があり、ヘレス・サーキットはこの被害を受けてしまった。
これにより予定を変更する事になったホンダだが、スペインGPの開催地での事前テスト制限期間もあるため、サーキットをバレンシアのリカルド・トルモ・サーキットへ変え、日程も第4戦カタールGPの翌週(4月14~18日)としたようだ
なおMotoGPは前述のヘレステストの他には、6月9日にアラゴンで、9月15日にミサノでそれぞれ公式テストが予定されている。