ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は8日(日本時間)、対ワシントン・ナショナルズ戦に1番指名打者で先発出場。

サイクルヒットまであと一つまで迫った第5打席、スタジアム内がブーイングに包まれる一幕があった。

■サイクルヒットに王手

この日打棒が爆発した大谷選手。初回の第1打席をセカンド強襲の内野安打にすると、3回の第2打席はホームラン、5回の第3打席はスリーベースと固め打ち。

ツーベースが出れば自身メジャー2度目となるサイクル安打だったが、8回の第4打席は見逃しの三振。

4対6の劣勢で迎えた最終回、2アウト3塁でこの日5度目のバッターボックスに立った。

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■敵地なのに…「投手へ大ブーイング」

しかし、ナショナルズのフィネガン投手は長打警戒のため、全球低めのスプリットを投じ、結果的に勝負を避ける形でフォアボールに。

試合が行われていたのが敵地ナショナルズ・パークだったにも関わらず、フィネガン投手に向けた大きなブーイングの声がスタジアム全体に響き渡っていた。

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■「せめてスイングさせろと」

ABEMA中継の解説を担当していた元メジャーリーガー・西岡剛氏は、この状況を見て「敵地なのに(勝負を避けたことで)ブーイングが起きてる。『何やってるんだよ』と…」と説明。

隣にいた解説の真中満氏も「あぁ、そうか(笑)。せめてスイングさせろと」と、西岡氏の推察に納得していた。

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■「敵からの賞賛の声」と反響

その後、ドジャースのベッツが内野ゴロに倒れゲームセット。4対6でナショナルズとの初戦を落としている。

ネットでは、サイクルヒットがかかった大谷選手の最終打席が話題を呼んでおり、「惜しい!」「負けたけど大谷最高やったな」「でもホームラン見れたからヨシ!」とポジティブに捉える声が続々。

一方、「敵地でブーイングなるのすごい」「ピッチャーがブーイングされるのわろす」「敵からの賞賛の声」と指摘する声も散見されている。

(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤