
日本GPから1週間。今週末はバーレーンGPが早くも開催される。日本、バーレーン、サウジアラビアと続く3連戦。欧米から見れば同じアジアなのかもしれないがあまりにも遠く、各チーム/ドライバーは短時間で日本から中東への大移動を強いられる。ご苦労様。
さてそんなバーレーンGPの見どころは、なんと言っても角田裕毅(レッドブル)の一挙手一投足である。
角田は先日の日本GPから、急遽レッドブルのマシンに飛び乗ることになった。しかもフリー走行では赤旗中断が相次ぎ、角田にとっては走行距離を重ねられない厳しい状況となったが、それでも予選Q1は無事突破。その後、Q2ではミスがあり、決勝レースでもオーバーテイクが著しく難しい状況となってしまったため、入賞は果たせなかったが、チームは「堅実な仕事ぶりだった」と評価した。
しかし今週末のバーレーンでは、結果も求められるところ。大きなプレッシャーがかかるだろうが、本人曰く「どんどんプレッシャーをかけて」と言っているだけに、好結果を期待したいところだ。まずは順位よりも、各セッションでチームメイトのマックス・フェルスタッペンと僅差のタイム、ペースを発揮することが求められよう。
またこのバーレーンは、開幕前テストが行なわれた場所というだけあって、各チーム/ドライバー共に、走り慣れたコースと言うことができよう。それもあってか、複数のチームがFP1でルーキードライバーを起用する手筈になっている。
そんな中でも注目したいのは、ハースF1に電撃的移籍を果たした平川亮であろう。平川は今後、ハースのリザーブドライバーを務めることとなり、シーズン中に各チーム4回義務付けられているルーキードライバーの”FP1出走枠”全てを担うことになる。平川はつい先日行なわれた日本GPのFP1でアルピーヌのマシンを走らせており、F1への関与を加速させている。その日本GPではピエール・ガスリーを凌ぐタイムを記録しており、ハースでの仕事ぶりにも期待がかかる。
そしてマックス・フェルスタッペンvsマクラーレン勢の戦いにも、当然注目したい。オーバーテイクが難しかった日本GPでは、フェルスタッペンがポールポジションから逃げ切ることに成功。しかしバーレーンでは同じようにはいかないだろう。そしてそこにメルセデス勢やフェラーリ勢が加わってくるのか? さらには前述の角田がどこまでこの争いに迫れるのか、興味は尽きない。
このF1バーレーンGPも、スポーツチャンネルDAZNで全セッションライブ配信。併催のFIA F2、そしてFIA F3も全セッションが配信される。配信スケジュールは以下の通りである。
■4月11日(金)
16:55 F3フリー走行 英語実況
18:05 F2フリー走行 実況:笹川裕昭
20:25 F1フリー走行1回目 コメンテーター:浅木泰昭/解説:田中健一
22:00 F3予選 英語実況
22:55 F2フリー走行 実況:笹川裕昭
23:55 F1フリー走行2回目 実況:笹川裕昭/解説:柴田久仁夫
■4月12日(土)
19:15 F3スプリントレース 英語実況
21:25 F1フリー走行3回目 実況:笹川裕昭/解説:小倉茂徳
23:10 F2スプリントレース 実況:笹川裕昭/解説:小倉茂徳
24:55 F1予選 実況:笹川裕昭/解説:中野信治
■4月13日(日)
18:55 F3フィーチャーレース 英語実況
20:20 F2フィーチャーレース 実況:笹川裕昭/解説:小倉茂徳
23:10 F1決勝 実況:サッシャ/解説:中野信治