「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」創設者で実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が7日、公式YouTubeチャンネル『ひろゆき,hiroyuki』でライブ配信を実施。“努力”をめぐって、日本人が「誤解しがちなこと」について語った。

■「正しい努力」とは

配信のなかで視聴者から、学校の教職員になった人が、学校のブラック体質に悩んでいるというコメントが寄せられると、ひろゆき氏は「教職員の雇用を決めている教育委員会が『昔ながらのやり方でいいよね』と思っちゃってる」とうなずく。

この日のライブ配信のタイトルは「正しい努力とは、やれないことをやれるようにする事」となっており、「我慢と努力をごっちゃにする人、多いんですよね」と切り出した。

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■「努力ではなくて我慢してるだけ」

その真意について、「たとえば、ブラック企業で働き続けるっていうのは、それはブラック企業で毎日働くのは大変です、と。つらいです、と。でもそれは、努力ではなくて我慢してるだけなんですよ」と説明。

続けて「ブラック企業で働くのをやめたいよね、じゃあそのために簿記の勉強をしましょうとか、面接を受けられるように一生懸命履歴書書きます、とか、スキルをつけますっていうのを…。そもそも経理なんかできない人が、努力をすることで経理ができるようになる、なので経理として転職する、みたいな形」と語る。

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■日本人に多い“誤解”

さらに「同じことをし続けるということは、努力ではなく我慢なんですよね。嫌なことをひたすら続けてるのが、努力であるというふうに結構、日本の人は誤解をするんですけど、それをやったとしてその人は幸せにならないですよね」とも指摘。

「じつは心理的な逃げで、ブラック企業で我慢し続けたら毎月の給料は入ります、と。でも簿記の勉強をするのにやっぱり時間も取られるし、参考書も買わなきゃいけないし、テストを受けるのにお金もかかるし、新たなコストが発生するんですよ。そこのチャレンジができるかどうかっていうところ」と話す。

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■「イヤな仕事をし続ける」それは…

その心理について「チャレンジをするんじゃなくて同じ毎日を繰り広げる…要はブラック企業に行ってタイムカードを押して、嫌々イヤな仕事をし続ける。これのほうが楽だよね、っていうふうになってしまうんですよ。でも『自分が嫌なことをやっているから、それはきっと努力なんだ』って思ってしまうんですけど、それは努力ではなくただ我慢をしているだけで、結果として自分が幸せになる方向には進んでいない」と強調。

「『努力は自分を裏切らない』みたいな話があるんですけど。正しい努力は自分を裏切らないんですけど、『間違った努力は平気で裏切るぞ』っていうのを、ダルビッシュ有さんが言っていました。なので、なるべく自分が今までやっていない、やれていないこと、きっとできないな、と思っていることをやるというのがいいんじゃないかな」と語りかけていた。

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■努力について解説
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ