
RBC(琉球放送)の元アナウンサー・大坪彩織被告が、傷害の罪で那覇地検に起訴されていたことが8日、報じられた。
Xでは、大坪被告が所属していたRBCが、実名を出して報道をしたことに驚きの声があがっている。
■同僚の飲み物に薬物混入
起訴状などによると、大坪被告は昨年1月、沖縄県那覇市内の路上で、同僚だった20代の女性に睡眠作用を含む薬物を混入させた飲み物を渡して飲ませ、一過性の意識障害と急性薬物中毒にさせたとして傷害の罪に問われている。
女性は一時意識が朦朧とし、ふらつきや、ろれつが回らないといった症状で病院に搬送されたが、間もなく回復した。
大坪被告は大学在学中にBSフジの学生キャスターを経験。卒業後、2023年にRBCに入社し、音楽番組などに出演していたが、今年1月に退社していた。
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■RBCが「実名」報道
この事案について、メディアによっては、「琉球放送の元アナウンサー」と名前を伏せて報じていたが、RBCが「東京都に住む無職で元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告」と実名で報道した。
また、同局は公式サイトで「このたび、当社の元従業員と従業員の間で発生した事件で、元従業員が逮捕・起訴される事態となりました。関係者の皆様にご心配をおかけしておりますことを、お詫び申し上げます」と謝罪。
「当社としては、捜査機関による調査に全面的に協力するとともに、引き続き従業員及び関係者の安全とコンプライアンスの徹底を最優先とした取り組みを進めてまいります。なお、本件は公判が予定されている案件であり、個別の質問にはお答えできかねますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」としている。
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■「潔い」「厳しい姿勢を見せている」
元の所属先が実名を出して報じたことに、Xでは「大坪彩織被告って名前出してびっくり」「新聞は一応伏せてたのに、RBCは実名出しちゃった。潔いというか」「事件当時者のRBCは実名報道しているのが驚き」「RBCの写真付き実名報道は評価できる」といった声が。
さらに、「警察は匿名発表も、RBCは事案の重要性を鑑み実名報道とのこと。今後公判予定とあるが、RBCかなりお怒りでしょうな」「今のご時世、自社のことで伏せると叩かれることがあるので実名報道に踏み切った形ですかね」「実名を出すことで厳しい姿勢を見せているのでしょう。被害者が自社社員ということを思えば…」といった意見も見受けられた。
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)