![TBS ACT、RED DIGITAL CINEMAの放送用カラーパイプライン開発をサポート[NAB2025]](https://assets.mama.aacdn.jp/2025/04/1382398591_67f63e697e4d63_65449126.jpg)
TBS ACTとRED DIGITAL CINEMAは、V-RAPTORおよびV-RAPTOR XLカメラファミリーに搭載される、REDの新しいCine-Broadcastモジュールと連動するBroadcast Color Pipelineを共同開発した。このカラーマネージメント放送ワークフローにより、プロダクションはライブペインティング機能を備えたREDシネマカメラを放送用に使用できるようになる。
V-RAPTORは、ライブイベントや放送、スポーツなどのシネマティックな映像制作に威力を発揮する、優れた画像キャプチャ機能を備えている。TBS ACTは、カラーマネージメントを担当するビデオエンジニアにシームレスな統合を提供するBroadcast Color Pipelineの開発およびテストに協力した。
REDのBroadcast Color Pipelineは、放送またはストリーミング環境におけるREDカメラのライブペインティングを可能にし、従来の放送用コントロールを使用したオンデマンド調整やマルチカメラカラーマッチングを可能にする。最新のファームウェア対応機能は、業界標準のRCPを利用し、録画ファイルのメタデータにフレームごとの情報を保存しながら、IP経由でリアルタイムにペイントパラメータを制御。この更新オプションは、すべてのV-RAPTORおよびV-RAPTOR XLカメラの標準ファームウェア・アップデートとして提供される。放送事業者はまた、REDのライセンス対応RED Connect機能を使用することで、4Kで最大4倍、1080pで最大8倍のスーパースローモーションや、AI/ML拡張、8K 120FPS R3Dを使用したヘッドセットへのライブ配信により、ワークフローを強化することができる。
REDとTBS ACTは、継続的な協力関係の一環として、放送用カラーパイプラインの改良、これらの新しいソリューションの最適化および強化を継続し、ワイドダイナミックレンジやRec.709およびRec.2020における多様な色表現の実現など、ユニークなイメージキャプチャの利点を引き出し、放送業界におけるシネマカメラの使用を開拓するという。
REDのカメララインナップ、CINE-BROADCASTモジュール、Color Pipelineは、ラスベガスで開催されているNAB 2025でデモンストレーションを行う予定。