
『チャンピオン・カーニバル2025』後楽園ホール(2025年4月9日)
○菊田円vs青柳優馬×
DRAGONGATEの菊田が青柳を真っ向から粉砕し、チャンピオン・カーニバル初戦で会心の勝利。「全日本プロレスのファンのみんな、俺のケツだけ見とけ!」と吠えた。
DRAGONGATEの菊田が注目のカーニバル初出場。初戦でいきなり元三冠王者で2022年覇者・青柳と対決した。
青柳はヒップアタックを得意とする菊田の尻を触り、自分の尻も突き出して挑発する。ロープブレイクの際も尻に手を伸ばすと、菊田が不快感をあらわにした。ショルダータックル合戦になると、青柳がお株を奪うジャンピングヒップアタックをズバリ。だが、菊田もヒップアタックの相打ちに持ち込んで青柳を場外に追いやると、エプロンからのヒップアタックも敢行した。
老かいな青柳はDRAGONGATEにはない鉄柵攻撃を執ように決めて反攻。カンチョウ攻撃まで決める。菊田は真っ向勝負を選択し、重たい逆水平などで全日本ファンからどよめきを誘ったものの、青柳もドロップキックで譲らず。ダイビングボディアタックを発射すると、フロントネックロックで絞め上げると、エンドゲームを狙うが、菊田はロープに逃れた。
2人は串刺し攻撃で競り合うと、エルボー合戦で火花。菊田は串刺しラリアット、串刺しヒップアタックの連続攻撃でチャンスをたぐり寄せる。エルボーから得意のローリングラリアットへ。青柳はこれを逆さ押さえ込みで切り返すと、ヒップアタックをカンチョウで迎撃し、アトミックドロップ、ラリアット、垂直落下式ブレーンバスターと一転して猛攻。両者へのコールが交錯する中、追撃を仕掛けるが、菊田がド迫力のヒップアタック連発で活路を開く。そして、ラリアットからローリングラリアットにつなげて、会心の勝利をもぎ取った。
菊田が元三冠王者の青柳を粉砕。会心の勝利で白星発進を果たすとともに、全日本マットで大きなインパクトを残した。「三冠も巻いたことのある青柳優馬、さすがだよ。さすがすぎるだろ」と青柳を評価しつつも、でもな、今日のチャンピオン・カーニバル公式戦一発目で勝ったのは、この俺、菊田円だ」と豪語。「全日本プロレスのファンのみんな、俺のケツだけ見とけ!」と吠えた。
両者の次戦は4・12福岡大会。菊田はベッキオと、青柳は綾部と対戦する。
【菊田の話】「全日本プロレス、これがDRAGONGATEの未来の力、菊田円だ! 三冠も巻いたことのある青柳優馬、さすがだよ。さすがすぎるだろ。でもな、今日のチャンピオン・カーニバル公式戦一発目で勝ったのは、この俺、菊田円だ。DRAGONGATEの戦いとはまったく別物。全日本プロレスで戦う菊田円を、全日本プロレスのファンのみんな、俺のケツだけ見とけ!」