『戦ってねえ』とか、『走ってねえ』とは言いませんけど…“静岡ダービー”敗戦で清水の秋葉忠宏監督がチームに檄を飛ばす「もっとワンプレーの重みを理解しないといけない」【ルヴァン杯2回戦】

 清水エスパルスは4月9日、ルヴァンカップ・1stラウンドの2回戦でジュビロ磐田と敵地で対戦。開始1分にアフメド・アフメドフのゴールで先制したものの、後半に2失点し、1-2で敗れた。

 2023シーズン以来、2季ぶりの“静岡ダービー”で逆転負けを喫し、清水の秋葉忠宏監督は悔しさを露わにした。

「大きなダメージが残るゲームになってしまったというのが率直な感想です。『戦ってねえ』とか、『走ってねえ』とは言いませんけど、我々はやっぱり結果がものをいう世界で生きてますから、もっとワンプレーの重みを理解しないといけない」

 続けて、こうコメントした。

「前半のうちから2点目を取れるチャンスがありましたし、ひとつの競り合いで負けることで失点する。若いからとか試合の経験が少ないとか、そんなものはダービーでは一切関係ないので、たったひとつのプレーで人生が変わってしまう。今日この場にプライドと誇りを持って応援に来てくれた方の想いを踏みにじってしまう。そういう重さにもっと目を向けてプレーしなければ、何回やったって同じだと思いますから、しっかりと自分たちに矢印を向けて、ここからどう立ち上がるしかない」
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 清水は、先発にアカデミーから昇格したルーキーのMF小竹知恩や、西原源樹、高卒1年目の嶋本悠大ら若手を抜擢。小竹は先制点をアシストするなど、指揮官の期待に応えるプレーも披露していた。

「この大きなダメージを負ったなかでも誰も助けてくれませんから、しっかりと自分たちで立ち直ってみせる。中2日でホームでフロンターレ(との試合)が待っていますので、ここからどう我々が立ち上がれるのか、もう諦めて下を向いて戦わないのか、問われるゲームになると思います。もう1度しっかりとしたメンタリティ、根性を整えて、戦う姿を見せたい」

 中2、3日での戦いが続くなか、4月12日のJ1第10節の川崎戦に向け、自身を含めてチームに奮起を促した。

取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)

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