静岡県内の病院の看護師にけがをさせたとして逮捕された女優・広末涼子容疑者の東京都内の自宅に10日、警察が捜索に入ったことが報じられた。

Xでは、この家宅捜索に対する疑問や驚きの声が見受けられた。

■危険運転致傷の疑い

広末容疑者は7日、静岡県掛川市の新東名高速道路でトレーラーに追突する事故を起こし、搬送先の同県島田市内の病院で、看護師の女性を複数回蹴るなどしてけがをさせたとして、傷害の疑いで逮捕。9日に送検された。

報道によると、捜索は追突事故の一環で、危険運転致傷の疑いで行われているとのこと。今後、静岡地検浜松支部が、取り調べの結果などを踏まえて勾留を請求するか判断するとみられている。

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■「どうして遠方の自宅の捜索まで…」疑問

この捜索について、弁護士の大西洋一氏がXで「暴れて軽い傷害やったってだけだよね? その被疑事実でどうして遠方の自宅の捜索まで出来たんだろうか?」とポスト。

捜索差押の実施には、犯罪と捜索目的の関連性や、捜索差押の必要性などを示した上で裁判官の許可が必要となっている。

そのため、大西氏は「捜索差押令状どうやって取り付けた?」「令状発券機みたいな裁判官が令状発布したのかな」と疑問をつづっている。

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■ユーザーも「家宅捜索するほどのことなんかな」

他のユーザーからも「事故起こしただけで家宅捜索って…」「なんで交通事故で家宅捜索なんやろなあ」「そんな、家宅捜索するほどのことなんかな」と疑問の声が。

さらに「牽制する役割って習った気がするなあ」との意見や、「捜索差押令状って裁判所に『ご自由にお取りください』ってA4コピー用紙の箱に山盛りで置いてあるんじゃないですか?」と令状発布について揶揄する声もみられた。

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■嫌疑が変わっていることに驚き

一方で、捜索の嫌疑が逮捕された際の「傷害」ではなく「危険運転致傷」となっていることに、「危険運転致傷なん!?」「罪名がかわっとるがな」「危険運転致傷の疑いのほうなんだ?」と注目する声も。

広末容疑者は事故の後、落ち着かない様子で大声を出すなど、不可解な行動がみられた。その後、任意で行われた薬物検査の結果、違法薬物は検出されなかったことが報じられた。また、一部報道では同容疑者が複数の医療薬物を服用しており、捜査当局がその影響があった可能性を調べているとの話も伝えられている。

山岸久朗弁護士は、嫌疑が変わったことについて「アルコール又は薬物の影響により正常な運転が困難な状態で自動車を走行させて怪我させた行為、への嫌疑に変わっているということです。これだと15年以下の懲役の可能性ある重罪です」と解説している。

(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ