「オナナは史上最悪のGK」と酷評され…マンU指揮官は何を語った? 対戦前に攻撃してきたリヨンMFについては「よく知っている」

 現地時間4月10日に開催されるヨーロッパリーグ準々決勝の第1レグで、マンチェスター・ユナイテッドは、リヨンと敵地で対戦する。ルベン・アモリム監督が前日会見に出席し、アンドレ・オナナと、36歳の相手MFネマニャ・マティッチの“舌戦”に言及した。クラブ公式サイトが伝えている。

 事の発端はオナナの発言だ。ユナイテッド加入2年目の守護神は、リヨンは「とても良いチーム」だが、「僕らの方が上だと思う」と口にした。

 すると、かつてユナイテッドの一員として戦い、昨冬からリヨンでプレーしているマティッチが、猛烈に反論。「根拠が必要だ。僕はみんなをリスペクトしているが、そんなことを言うなら答えを出さなければならない」と切り出し、こう訴えた。

「ユナイテッド史上最悪のゴールキーパーの1人であるなら、自分の発言に気をつける必要がある。ダビド・デ・ヘアやピーター・シュマイケル、(エドウィン・)ファン・デル・サールがそう言ったのなら、私は自分自身を疑うだろう。しかし、ユナイテッドの現代史において統計的に最悪のゴールキーパーの1人なら、口に出す前に(より優れている)根拠を示すべきだ」

 これを受け、オナナは自身のXを更新。FAカップの優勝トロフィーを手にした写真を添え、「他のクラブに失礼な態度を取るつもりは決してない」「少なくとも僕は、世界で最も偉大なクラブでトロフィーを手にした。同じことが言えない人もいる」などと綴った。
【画像】マティッチ見てるか??オナナの写真付き反撃投稿
 新旧ユナイテッド戦士の場外戦として、大きな注目を集めるなか、アモリム監督は「誤解」が引き起こした騒動だと主張。次のように見解を示した。

「アンドレ・オナナの発言全文を見れば、(マティッチが考えているものと)かなり違うと思う。最初の文章は『リヨンはとても良いチーム』だ。選手や監督が発言の全てを聞かなかったり、誤解するケースがある。マティッチについては知っているよ。彼は素晴らしい人物だ。だから明日は(騒動と切り離した)ノーマルな試合になるだろう」

 今季の途中から名門を率いるポルトガル人指揮官は、「全ての文を読めば、そこに無礼な態度は見受けられない。リスペクトだけだ」と強調。そのうえで、改めて「私はマティッチのことをよく知っている。彼がどれほど優れた男かね。だから、彼は話の全体ではなく、半分を耳にしている。この状況において、それは明らかだ」と訴えた。

 戦いの舞台は、あくまでピッチ上。アモリム監督はあまり気に留めてなさそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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