
【今週のニュースダイジェスト】 4月4~10日の期間、「BCN+R」で注目を集めたのは、「預貯金口座付番制度」について取り上げた記事だった。また、メールをLINEに転送する「メール転送」に関連した記事も読まれた。「120分本格寿司食べ放題コース」「都道府県別のインバウンド訪問者数」「ヤマダホールディングス(ヤマダHD)の斜めドラム式洗濯乾燥機」がテーマの記事も関心が高かった。
●相続時の負担が減る
【家電コンサルのお得な話・245】2025年4月1日、個人(預貯金者)が金融機関にマイナンバーを届け出ることで、預貯金口座(銀行口座)にマイナンバーを付番できる「預貯金口座付番制度」が全面開始となった。この制度は「公金受取口座登録制度」と同様、任意、つまり利用しても利用しなくてもどちらでも良い制度だが、利用すると万が一の被災時や、本人が死去したのち、子どもや配偶者などが相続手続きをする際に負担が減るので、リスク管理の一環として活用を検討する価値はあるといえるだろう。
マイナンバーと紐づけることで「資産が監視されるのでは」と不安を抱く人もいるだろう(実際には、預貯金口座への付番をきっかけに、金融機関が国や自治体に対し残高を知らせることはない)。近年の政府には国民の期待を裏切る対応が目立ち、金融機関の不祥事も報じられている。こうした状況において、新しい制度には丁寧な説明と透明性が欠かせない。結局のところ、こうした制度が社会に広く根づくかどうかは、政府や金融機関の「信用」にかかっている。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)
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●メアド別にLINEグループを切り替えられる
コーディルテクノロジーは4月2日に、メールをLINEへ転送するサービスを提供するLINE公式アカウント「メール転送」において、別名メールアドレスの提供を開始した。
メール転送は、届いたメールをLINEに転送することで、メールの見落としや応答の遅れといった課題を解決するサービスで、LINE公式アカウントのチャットボットとして提供される。「メール転送」とLINE上で友だちになり、LINE上でのチャットを通して会話を行うだけで、無料で簡単に利用を始められる。