アロンソにまさかのトラブル。走行中にハンドル外れる事態も惨事免れる「ガレージのみんなに感謝」

 アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、F1バーレーンGPのFP2で、走行中にステアリングホイールがマシンから外れるという奇妙なトラブルに見舞われた。

 セッション序盤、アロンソは走行2周目にステアリングホイールのディスプレイが真っ白になり、その瞬間、ステアリングホイールがステアリングコラムから外れてしまったのだ。

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 幸い、アロンソはランオフエリアを低速で走りながらステアリングをはめ直し、ピットに戻ることができた。

 アロンソは無線で「ステアリングホイールを交換してくれ」と叫んだ。

「ステアリングホイールに問題がある。スイッチがオフになるんだ」

 セッション終了後、アロンソはこの奇妙な瞬間についてメディアに説明した。

「ああ、クルマが機能していなくて、ギヤシフトができなかった時もあった。そしてダッシュボードがオフになってしまった」

「だからチームともコミュニケーションが取れなかったし、最終コーナーではホイールも外れてしまった。もしかしたらハンドルのステアリング・コラムか何かに問題があったのかもしれないと気づいたんだ。メカニックがすぐに部品を交換してくれて、すべてがうまくいった」

「一瞬のことだったけど、ガレージのみんなに感謝しているよ」

 アストンマーティンはFP2当時、次のように情報を共有していた。

「フェルナンドのマシンにステアリングホイールの問題が発生し、ガレージで解決しようとしている。さらなる調査の結果、フェルナンドのマシンのステアリングシステムのパーツを変更することになった」

 問題の修正が完了し、アロンソはセッションに復帰。合計19周を走行し、15番手だった。ただアロンソは、週末のパフォーマンスを楽観視していないようだ。

「タフな週末になると思う。残念なことに、ここに来る前のようなペースがなかったようだ」

「バーレーンのコース特性は、僕たちのパッケージについて少し懸念だった。そしておそらく、競争力がないということを今日確認した。タフな週末になるだろうけど、学んでいきたい」

「プッシュするつもりだし、あきらめるつもりはない」