
ルサイル・インターナショナル・サーキットでMotoGP第4戦カタールGPのMoto3クラス予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのはFRINSA – MT Helmets – MSIの山中琉聖だった。
Moto3クラスに参戦する日本人ライダー達は今回、古里太陽(Honda Team Asia)、山中琉聖のふたりがQ2へ直接進出を決定。初日のプラクティスでは上位のタイムを記録しており、予選に向けた期待も高まった。
予選Q1ではLeopard Racingのアドリアン・フェルナンデスが、最初のアタックからライバルに0.4秒の大差をつける2分3秒813をマーク。フェルナンデスはQ1後半はピット内で過ごす余裕を見せつけた。
フェルナンデスのタイムはチームメイトのダビド・アルマンサによって更新されたものの、それ以上のタイム更新は無し。アルマンサ、フェルナンデス共にQ1を通過した。
なおフェルナンデスはプラクティスでライバルを転倒させてしまったことで、決勝でのロングラップペナルティが決定済みだ。
Q2では再びフェルナンデスが序盤からセッションをリードし、2分3秒238で暫定トップタイムとした。そして山中もQ2前半のアタックではトップから0.18秒差の4番手と、上位につけた。
アタックが重ねられていくと、山中は残り1分で2分2秒638をマークし、暫定トップタイムを更新。ラストアタックでこのタイムを越えてくるライダーは出ず、山中が初のポールポジションを獲得した。
2番手はジョエル・ケルソ(LEVELUP-MTA)、3番手はホセ・アントニオ・ルエダ(Red Bull KTM Ajo)だ。
山中がポールポジションとなった一方で、古里はこの予選では苦戦。12番手に留まった。