親の結婚反対で一生独身?体験談と解決策を紹介!

好きな相手と結婚をしたいと考える人もいますが、ここで障害となってくるのが親からの反対です。

親から「結婚には反対」と言われてしまった場合、そのまま結婚するわけにもいかず、悩んでしまう人も多いかもしれません。

「親の結婚反対によって一生独身でいるかも…?」と不安に感じる人もいるでしょう。

そこで今回は、親の結婚反対で一生独身になるリスクや、親との関係を改善する方法、親を説得する方法などを解説していきます。

現在結婚したくても親からの反対で話を進められず困っている人や、親との絶縁まで考えている人は、ぜひ参考にしてください。

親が結婚に反対する理由

親が結婚に反対する理由として、以下が挙げられます。

・相手の経済力への不安

・年齢や価値観の違い

・家柄や出身地のミスマッチ

親は大人になっても自分の子どもは「子ども」と感じてしまう傾向にあります。そのため、親が結婚に反対する理由の大部分は「心配だから」が背景にあることが多いです。

例えば上記の理由で相手の経済力への不安が挙げられていますが、結婚後の生活でお金に苦労してしまうのではないかという心配が勝ってしまい、結婚に反対するようになります。

「男女共同参画白書 令和4年版」では、結婚後の収入に関する調査で、結婚前の望み(理想)と実際どうだったか(現実)を比較するデータがあります。

結婚前の望みでは「結婚前と同様の収入」と「結婚前を上回る収入」の累計が60~70%と高い数値を占めていましたが、現実は「結婚前と同様の収入」と「結婚前を上回る収入」の累計が50%程度に留まり、「下回ったものの時間をある程度使えるほどの収入」が17~21%、「配偶者控除や配偶者手当を受けられる程度の収入」が12~14%で、現実の方が下回っていることがわかります。こうした実態を親は身をもって知っているからこそ、子どもの結婚に口を出してしまうのかもしれません。

参考文献:男女共同参画局「男女共同参画白書 令和4年版


相手の経済力への不安

上記でも解説したように、親が子どもの結婚に反対する理由としてよく挙げられる理由の1つです。例えば相手が大手企業に勤めていて、将来的には管理職を目指せるほど優秀な人物だった場合、高収入を安定して得られると予測がつきやすいため、親も安心できるでしょう。

一方で、相手がまだ売れていないバンドマンで、アルバイトと両立しながら活動している場合、結婚するとなると子どもも働かざるを得ない状況になることが容易に想像できます。もちろん、活動次第によって注目を集めていき、成功を収めることができれば収入も高くなるでしょう。

しかし、その保証はどこにもないため、親は不安になってしまうのです。

このように、相手の経済力は現在の年収だけに留まらず、職業や将来性などからも判断される場合があります。

ただし、当たり前のことではありますが、たとえ大手企業に勤めているからと言って、絶対にお金で苦労しないとは言えません。例えば相手が大手企業に勤めているものの、趣味がギャンブルでほとんど貯金が残っていない場合もあります。

逆にバンドマンの彼氏はやりくりが非常に上手で、節約もきちんとできるので収入は多くないものの、お金に困るような生活にはならない場合もあるでしょう。このように、年収や諸企業、将来性だけでは計れない部分もあります。

万が一親から反対された場合、こうした不安要素をなくしていけるよう説明することも大切です。


年齢や価値観の違い

年齢差や価値観の違いによって反対されるケースもあります。年齢が離れすぎているとジェネレーションギャップが生じやすく、価値観もずれてしまいがちです。そのため、親も将来安定して暮らせるか心配になってしまいます。

また、年齢差がある結婚で問題となってくるのが、介護問題です。将来老後を迎えた時、年齢が高い方が先に介護を受ける可能性が非常に高いため、年齢が低い方の親は「自分の子どもは必ず相手を介護することになる、そうなったら身体的にも精神的にも子どもは辛くなってしまうだろう」と考えてしまいます。

さらに、年齢差がありすぎて子どもよりも親世代の方が年齢も近いことがわかると、自分の子どもと恋愛している同世代の相手に対して嫌悪感を抱く親も少なくありません。実際に、以下のような体験談もあります。

「私が25歳で彼が40歳。私の親が45歳だったので親の方が年齢も近く、結婚の挨拶に行ったところ反対されてしまいました。理由を聞いてみると、『自分と同じ年代の人が自分の子どもと付き合っているなんて考えられない』とのこと。どうやって説得すればいいか悩んでいます…。」(25歳/会計士)


家柄や出身地のミスマッチ

家柄や出身地のミスマッチから、結婚に反対する親もいます。例えば自分はごく一般的な家庭で育ってきたものの、相手が資産家の子息または令嬢だった場合、相手の親から「家の格が違い過ぎる」と反対されてしまう可能性があります。また、自身の家が代々医師になる家庭だった場合、結婚相手が医療関係の人ではないと反対されるかもしれません。

他にも出身地の違いから反対されるケースもあります。例えば相手が外国人だった場合、子どもが将来的に海外へ移住してしまうかもしれないという理由や、言語や文化の違いを受け入れられないという理由から、結婚を反対する場合もあるでしょう。


(広告の後にも続きます)

親の反対で一生独身になるリスク

親に結婚を反対されたことで交際を諦めてしまう人もいます。そのような人の中には結局そのまま結婚ができず、生涯独身のまま過ごすことになるケースも少なくありません。このような場合でも自分と親の関係性も良好で、幸せに暮らせているのなら問題ありません。

しかし、心のどこかで「あの時結婚していたらどうなっていたのだろう」と思い出す瞬間があるかもしれません。親からの反対を受けて、そのまま一生独身になった場合、どのようなリスクがあるのでしょうか?ここで注目したいのは、以下のリスクについてです。


30代以降の婚活の現実

女性の場合、30代以降の婚活は難しくなると言われています。その理由として、婚活市場において33歳を境に申し込み自体が約4割も減少するためです。30歳から婚活をスタートすればまだ申し込み数はあるものの、33歳を過ぎてしまうと申し込みが減ってしまいます。

これは子どもを希望する男性が婚活相手を募集する際に、「32歳」を上限として設定しているためです。いくら若く見られていても、年齢によってはじかれてしまえば意味がありません。

実際にIBJが発行している「2023年度版 成婚白書」では、成婚のしやすさにおける平均値を100%とした場合、女性の25~29歳は151.6%、30~34歳で131.8%と高い数値を推移しています。

しかし、35~39歳になると93.4%となり、成婚のしやすさにおける平均値を下回ってしまうため、成婚しにくい状況にあると言えます。男性に関しては30代後半でも127.7%と高い数値になりますが、40~44歳で99.4%、45~49歳で70.7%となり、40代以降は成婚しにくい状況になります。

参考文献:IBJ「2023年度版 成婚白書」 年齢と「成婚しやすさ」-全国-


精神面への影響

親から結婚を反対されたことで、精神的に大きな影響を受けてしまう可能性もあります。例えば好きになった相手に対する非難を親から何度も聞かされてしまうと、精神的なダメージは大きいと言えます。

親からの反対にショックを受け、その後自分と相性が良く、結婚について考えられる人が出てきた場合でも、以前反対されたことを思い出して躊躇してしまう人もいるかもしれません。親から毎日心が傷付くような言葉を投げかけられたり、不機嫌になるなどの態度を取られたりすると、どうすればいいか分からなくなってしまうものです。

心を傷付ける親と一緒にいると、結婚に対する罪悪感が大きくなり、結婚に前向きになれなくなってしまいます。こうした傾向は、親に心が支配されてしまっていることも影響しているので注意が必要です。もし親から反対された場合は、少し親から距離を置き、必要に応じてカウンセリングを受けるなどしてみましょう。