予選フロントロウ&スプリント5位! クアルタラロ好調にホックホク「今日は楽しかった。特に予選は最高」

 ルサイル・インターナショナル・サーキットで開催されているMotoGP第4戦カタールGP。2日目にヤマハのファビオ・クアルタラロは好調な走りを見せたが、彼としても励みになる結果だったようだ。

 クアルタラロはまだ太陽の上っている時間帯に行なわれた予選では、ポールポジションのマルク・マルケス(ドゥカティ)に0.260秒差まで迫る速さを見せ、3番手フロントロウを獲得してみせた。

 そして続くスプリントレースでは、序盤にフランコ・モルビデリ(VR46)に追い抜かれて4番手に後退。しかし終盤までそのポジションを守り、ペースの落ちてきたモルビデリやフェルミン・アルデゲル(グレシーニ)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)らと3位表彰台争いを展開した。

 クアルタラロは最終ラップの最終コーナーでアルデゲルに追い抜かれ5位フィニッシュとなったが、予選とスプリントでの走りに満足しているようだった。

「最高だよ。特に予選はね。フロントロウに並べるのは本当にいいことだし、前に誰も並んでいないのは凄く良い!」

 スプリントレース後、クアルタラロはCanal+にそう語った。

「レースもかなり良かったね。ペースは良かったんだ。ただ残念だけど、ドゥカティ勢を追い抜くのは本当に難しかった。それにストレートでモルビデリに抜かれてしまったときも厳しかったね。スタートはかなり上手くいったと思うけど、あれ以上上手くやるのは難しかったと思う」

 そしてクアルタラロはレース距離が倍となる決勝に向けては、後半でタイヤが厳しいことになるだろうと分析している。

「いいペースはあったけど、タイヤへの負荷をかけすぎないようにする部分が足りていない。今は(決勝)レースの半分の距離だけど、後半はかなり厳しいことになると思っている」

「でも皆も同じような状況になるんじゃないかな。ドゥカティ勢はより上手くコントロールできているみたいだ。とにかく、今日は楽しかったし、明日も同じことができると思う」

「素晴らしいレースができると思うし、全力を尽くすよ。特にフロントロウからスタートできるのは、かなり有利に働いてくれると思う」