
13日、エスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対埼玉西武ライオンズ戦。
球を顔面に強打した選手に対し、ファイターズ・新庄剛志監督がとった行動がネットで話題を呼んでいる。
■送球が狂い「顔面直撃」
4回表、ライオンズの攻撃。打者・西川愛也選手は4球目を流し打ちすると打球は三遊間のゴロに。
ショート・水野達稀選手が捕球し一塁に送球したが、ボールは中途半端なバウンドをした後、ミットを構えていたファースト・野村佑希選手の顔面を直撃。結果は内野安打となり、野村選手は四つん這いのまま痛みをこらえる仕草を見せた。
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■患部を守るための応急処置
ボールが運悪く当たってしまったのは口の周辺。治療のため約2分間試合が中断された後、出血を止めるためか、口の中に何かを含んだ状態で野村選手はグラウンドに復帰。
5回表の守備からは負傷部を隠すように、違和感120%な「冬用ネックウォーマー」で口元をすっぽり覆いプレーを続けていた。
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■野村選手を呼び寄せる新庄監督
季節外れのネックウォーマー姿を気にしていたのは新庄監督。
再び別選手の治療で試合が中断すると、新庄監督はファースト・野村選手をダグアウトまで呼び寄せ、球団スタッフに何かを指示。
スタッフが持ってきたのは、新庄監督が普段から愛用している黒マスクで、それを渡すと野村選手は急いでネックウォーマーを外し、マスクを装着していた。
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■「やっぱり新庄監督が…」「さすが監督」と反響
中継実況の土井悠平アナが、「あれ…野村佑希、今度はマスクに代わりました? 新庄監督のマスクかもしれないですね。新品の」とそれに気づくと、解説・荒木大輔氏も「監督室から持って来たのかもしれないですね」と反応。
ネットでは、新庄監督が見せた気遣いに、「やっぱり新庄監督が渡してたのね」「優しい」「さすが監督 センス抜群すぎる」と称賛の声が続々。
一方で、野村選手の黒マスク姿を初めて見て「普通にメロついております」「黒マスク野村があまりにかっこよくて横転」とハートを奪われたファンの声も散見されている。
(文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)