元読売ジャイアンツ選手で福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長がYouTube「名球会チャンネル」に出演。歴代プロ野球選手のなかで最も優れたパワーヒッターを語った。

■レジェンドOBが選ぶ

名球会のレジェンドOBが名を挙げたのは、1990年代から2000年代に活躍した元東京ヤクルトスワローズ・古田敦也氏、元近鉄バファローズ・中村紀洋氏、元北海道日本ハムファイターズ・小笠原道大氏、元埼玉西武ライオンズの和田一浩氏は、元西武のアレックス・カブレラ選手と回答。

また元中日ドラゴンズ・荒木雅博氏、山本昌氏、元大洋ホエールズの松原誠氏、谷繁元信氏、佐々木主浩氏は、中日と横浜で活躍したタイロン・ウッズ氏と選んだ。

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■王氏は自分の名前を挙げず…

歴代1位の通算868本塁打の王氏は「僕はパワーはなかった」と自分の名前を挙げず。しばらく悩んだあと「門田はパワーがあったね。門田だ」と元南海ホークスの門田博光氏と回答。

元南海の新井宏昌氏も門田氏を挙げ「同じ練習をしていても、あの人の打球は弾丸ライナーで飛び込む。門田さん自身も、ボールを叩き割るつもりで打っているというところで、一緒に練習するのが嫌だった」と語った。

このほかでは、現役の西武・栗山巧選手はロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手。元広島東洋カープの山本浩二氏は王氏の名前を挙げた。

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■40代で133本のホームランを放つ

門田氏は天理高校からクラレ岡山を経て1969年のドラフト2位で南海に入団。当初は俊足巧打の選手だったが、1979年にアキレス腱を断裂し、パワーヒッターに転向。ホームラン王を3回獲得している。

特筆すべきは年齢を重ねてからの活躍で、40歳で44本塁打、125打点を記録し、MVPち二冠王を獲得。44歳までプレーし、通算ホームラン数は歴代3位の568。40代だけで、133本のホームランを放った。

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■王氏が歴代最高パワーヒッターを選ぶ
(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治