
壮絶な試合を制した。
サウジアラビアで開催されているU-17アジアカップの準々決勝で、U-17韓国代表(C組2位)がタジキスタン(D組1位)と対戦。90分を終えて2-2で突入したPK戦を5-3で制し、ベスト4進出を決めた。
なかなか均衡が破れないなか、67分にチョン・ヒョンウンのゴールで先制した韓国は、しかし83分と85分に立て続けに失点。あっという間に逆転を許す。
そして、ここまでかと思われた後半アディショナルタイム9分、ハンドで獲得したPKをキム・ジソンが決めて、土壇場で同点に追いつく。迎えたPK戦では5人全員が決めて、激闘を制した。
このドラマティックな結末に、韓国メディアは狂喜乱舞だ。『Xports News』は「日本よ、見たか? 韓国が準決勝に行く!」と見出しを打ち、次のように報じた。
「我々を笑った日本は脱落したが、韓国は勝ち上がった。若い太極戦士たちが初戦の衝撃的敗戦の痛みを乗り越えて3連勝でアジア4強を達成したのだ」
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劇的な同点弾のシーンは、「後半のアディショナルタイム7分が与えられたなか、奇跡のようなことが起こった。追加時間がほぼ終わった頃、ペナルティエリアで空中のボールをタジキスタンのDFアブドゥサマド・メリク・ムロドフが肩で触れたのだ。中国人のドン・パンウィ主審がVARチェックを経て、PKを宣告。キム・ジソンが完璧に入れた」と伝えた。
また、『MKスポーツ』は、「日本は準々決勝に進めなかった。俺たちは行く!死の淵から蘇った韓国が岩のように立ち上がる」と興奮冷めやらぬ様子だ。
ミラクルを起こした韓国は、準決勝で日本を倒したサウジアラビアと相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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