弁護士の高橋裕樹氏が16日、公式YouTubeチャンネル『弁護士高橋裕樹のリーガルチェックちゃんねる』を更新。広末涼子の釈放をめぐる報道で「おかしい」と感じた点について言及した。

■違法薬物は検出されず

広末は今月8日、静岡県掛川市の新東名高速掛川パーキングエリア付近で乗用車を運転中に追突事故を起こし、病院に搬送。搬送先の病院で看護師に暴行を加えたとして傷害の疑いで現行犯逮捕された。

10日には裁判所が勾留を認め、静岡県警浜松西署に勾留。危険運転致傷の疑いで都内の自宅の家宅捜索が行われたが、違法薬物は見つからず。薬物検査の本鑑定でも、違法薬物などは検出されなかった。

関連記事:今度は、デヴィ夫人が暴行疑いで書類送検 ネット騒然「広末の次は…」「どうした芸能界」

■“一礼”は「けじめの圧力」

高橋氏は、逮捕された際と、家宅捜索の際の罪名が変わっていたことへの疑問などを指摘。広末をめぐって、過去の言動や、不倫などが繰り返して報じられたことに「本人に対するバイアスをかけようとしているとしか思えない」と述べる。

16日早朝に釈放された際、警察署前で報道陣に向かって一礼したことに、「本当に必要ですか?」「世の中からのけじめの圧力ですよね」「謝るべきは被害者に対してですよね。そして仕事で迷惑をかけた関係者の方ですよね」などと疑問を投げかけた。

関連記事:今度は、デヴィ夫人が暴行疑いで書類送検 ネット騒然「広末の次は…」「どうした芸能界」

■「一番おかしいと思った」のは…

さらに「今回の報道で一番おかしいと思ったのは、広末さんが車の中で笑顔になっている写真をアップしたりとか、笑顔だということが切り取られていることです」と指摘。

警察署の前での一礼については「それは公的な対応かもしれない。公衆に対するパフォーマンス、メッセージかもしれません。その部分について、それでニヤニヤしているなら確かに公衆に対してニヤニヤしているというポーズに見えるかもしれません」とも。

関連記事:「どうしたの」「胸が痛い」釈放された広末涼子の“目元”に違和感の声 元夫が言及したことも

■「異常な報道ではないか」

そのうえで、「車に乗った後はプライベートですよ。車の中で待っているのは迷惑をかけてしまった関係者、弁護人も含めてお世話になってしまった方々です。警察から釈放されて、車に乗って笑顔になるのってある意味、当たり前じゃないですか」と語る。

「わきが甘い」といった声もあるが、「『わきが甘い』と言う資格があなたにはあるのかという話」とし、「車に乗った後に笑顔になる、それを糾弾するのはおかしいでしょう。多くのメディアが車の中をずっと撮影を続けて、笑顔になるのを待っていたんじゃないか。これはやはり異常な報道ではないかな」と問いかけていた。

関連記事:「どうしたの」「胸が痛い」釈放された広末涼子の“目元”に違和感の声 元夫が言及したことも

■「印象操作」「笑顔になるのは当たり前」

広末の「車内での笑顔」の報道をめぐっては、元参議院議員のガーシーこと東谷義和氏も、自身のXで「いやいや、笑顔にはなるやろ。ホッとしたんと、自由になれてんから」と言及していた。

コメント欄でも、「粗さがし的に報道するのは印象操作以外の何物でもない」「有名人が世間やマスコミに謝罪するのはなんか変だよね」「釈放されたら笑顔になるのは当たり前だよな」「スタッフに会って広末さんはホッとした、迎えに来てくれてありがとうという気持ちが溢れたのかなと思いました。『してやったり』みたいな笑顔ではありませんでしたよね」と共感の声が見受けられた。

■広末をめぐる報道に疑問
(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ