19日放送の『あさイチ』(NHK)では、買い物の際に、意外なところにある食中毒の落とし穴について紹介。Xでも反響を呼んでいる。

■意外と気づかないリスク

この日の番組では、暑い時期にはとくに気になる「食中毒」を特集。肉をしっかり加熱しないことや、カレーなどの煮込み料理を作った後で放置するのがよくないことなどは知られているが、意外に気づかないのが「エコバッグ」のリスク。

エコバッグに食品を入れると、肉や魚から出た水分(ドリップ)がバッグに付着したり、野菜の土が付着することもある。バッグが湿った状態になることもあるが、湿った状況は菌が繁殖しやすくなる。

とくに、生肉のドリップには食中毒の原因となり得る菌が付着していることもあり、注意が必要だ。

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■「乾燥」が重要

そこで、エコバッグを使用した後は、ドリップを水分がなくなるまでしっかりと拭き取る。布などの洗える素材のエコバッグの場合には、洗剤を含ませたペーパーやスポンジでこすり洗いした後で、洗濯機で洗う。

保冷バッグなど洗えない素材のエコバッグの場合には、しっかり水分を拭って表面が乾いた状態になってから、濃度70~80%のアルコールを使って消毒する。

いずれの場合にも、最後はしっかりと乾燥させることが重要となる。

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■「におい」が気になるバッグが…

食品を販売している人からは、購入客のエコバッグを預かって商品を入れる際に、「においが気になる袋をお持ちの方は結構いらっしゃいます」との声が。

「エコバッグのにおいが商品に移り、それを傷んでいると思ってお店に苦情を入れるケースもある」とのことで、「繰り返し使うものなので、衣服やタオルと同様に清潔に保つ必要があると浸透してほしい」と訴えている。

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■「危険に晒してる」の声も

この話に、Xでは「エコバッグの衛生面は前から言われてたよね」「エコバッグはワンユースお洗濯だよ」「エコバッグも1週間に1回は洗う。保冷バッグもアルコールで拭く」という人の一方で、なかには「ヤバい…エコバッグあまり洗っていない」という人も。

また、「不衛生なエコバッグはお店で他人を食中毒の危険に晒しとるんよ」との声や、「食品にはエコバッグは絶対に使わない」「頑張らないでレジ袋買った方が安心できることも多いんだよなあ」「除菌スプレーや洗濯がめんどくなって、もう使うのやめた」とのコメントもみられた。

(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ