■上位3タイトルが盤石!洋画の好調期はまだまだ続く

まずは上位陣の週末成績からチェックしていこう。『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』は週末3日間で観客動員18万5000人、興行収入3億2200万円と、前週比76%の成績をキープ。これで累計成績は動員121万人&興収20億円を突破。まもなく『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(18)の最終興収21億4000万円を抜き去ることになるだろう。
公開7週目の『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(公開中)は週末3日間で動員11万5000人、興収1億5700万円と、こちらも前週比76%の成績をあげて2位に。累計成績では動員536万人&興収73億円を突破。また3位の『プラダを着た悪魔2』(公開中)は週末3日間で動員10万9000人、興収1億7400万円と、前週比73%の成績をマーク。累計成績では動員320万人が目前、興収は48億円を突破している。

ランキングには含まれていないが、この週末にはマイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael/マイケル』(6月12日公開)の3日間限定のIMAX先行上映が実施されていた。全国62館、計278の上映回のうち24回が満席となり、3日間の興収は1億382万5600円を記録。上映劇場数も上映回数も大幅に増える次週末の本格的な公開を前に、かなり幸先のいいスタートを切ったと考えてもいいだろう。
“洋画不況”が騒がれる昨今。ヒットの目安とされる興収10億円を突破した洋画は昨年が12本で、一昨年が10本。20本前後が一般的だったコロナ禍前から大幅に減少していたのだが、今年の場合は(2026年公開作として集計される2025年末の公開作を含み)すでに8本。そのほとんどがもう一段上の興収20億円を突破している点は見逃せない。

好調のまっただなかにいる今週のランキング上位3作品に、大きなヒットが期待できる『Michael/マイケル』。さらに夏休みシーズンにもヒットが確実視される大型タイトルが続々と控えているだけに、この“洋画の逆襲”とも呼べる勢いはまだまだ続いていくはずだ。
■『山口くんはワルくない』『マスターズ・オブ・ユニバース』などが初登場
さて、公開9週目を迎えた「劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』」(公開中)も堅実な興行をつづけており、3週連続で4位をキープ。累計成績は動員883万人&興収130億3000万円を突破。日本歴代興収ランキングでは、先週末からひとつ順位を上げて32位となっている。

新作タイトルは3本がランクイン。6位に初登場を果たしたのは、なにわ男子の高橋恭平が主演を務め、「別冊フレンド」で連載中の斉木優による同名コミックを実写映画化した『山口くんはワルくない』(公開中)。全国248館で公開され、初日から3日間で動員6万5000人、興収9000万円を記録している。
また、1980年代にコミックスやテレビアニメ、実写映画化もされたマテル社のアクションフィギュアを約40年ぶりに実写映画化した『マスターズ・オブ・ユニバース』(公開中)は7位からのスタートに。

そして10位には、YouTubeやNetflixで累計視聴回数10億回を突破したオーストラリア発のダーク心理コメディアニメ「The Amazing Digital Circus」のファイナルエピソードを2週間限定で劇場公開した『The Amazing Digital Circus ザ・ラストアクト』(公開中)がランクイン。全国70館という小規模ながら大健闘を見せている。
以下は、1~10位までのランキング(6月5日〜6月7日)。
1位『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』
2位『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』
3位『プラダを着た悪魔2』
4位『劇場版「名探偵コナン ハイウェイの堕天使」』
5位『箱の中の羊』
6位『山口くんはワルくない』
7位『マスターズ・オブ・ユニバース』
8位『SAKAMOTO DAYS』
9位『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』
10位『The Amazing Digital Circus ザ・ラストアクト』
次週末は、先述した“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの伝記映画『Michael/マイケル』のほか、Aぇ!Groupと西村拓哉が“6つ子”を演じる『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』(6月12日公開)、「第1回日本ホラー映画大賞」で大賞に輝いた下津優太監督の長編監督第2作『NEW GROUP』(6月12日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬
