大豆の発酵食品「テンペ」は手作りできる!レシピや作り方のコツ、保存方法や賞味期限をチェック

テンペのレシピ・手作りする方法




テンペのレシピ・手作りする方法

材料(作りやすい分量)

・乾燥大豆    120g

・酢       25ml(水1Lに対し50ml)

・水       500ml

・テンペ菌    1g(菌の種類により変わります。1~10g目安)

・片栗粉     10g

(テンペ作りに必要な用具)

・発酵器などの保温器やヨーグルトメーカー

・ジップ袋Sサイズ 1枚

・爪楊枝や竹串

・ポリエチレン袋(菌付け) 

作り方




テンペのレシピ・手作りする方法

1. 大豆をボールなどに入れ、皮が破れない程度にゴシゴシすりあわせて洗います。

大豆の表面についている汚れなどに、テンペ作りに悪影響を及ぼす微生物が大量についている場合もあるため、しっかり洗い流して下さい。

2. 大きめのボールに洗った大豆と大豆重量の4倍程度の水と酢を入れ一晩漬けておきます。

水温が20度以上になると浸漬水中に微生物が増殖するのでお酢を入れて防ぎます。

3. 浸漬した大豆を丁寧にこすりあわせて薄皮をむきます。

大豆の薄皮が残っていると、大豆にテンペ菌がうまく付かず発酵しない可能性があります。皮むきは時間がかかりますが、頑張りましょう。

4. 皮をむいた大豆を鍋に入れ、500mlの水を加えて、30分から60分位弱火で煮ます。

圧力鍋の場合は、10分加圧し冷水で圧力を下げ、歯ごたえのある程度に仕上げます。

5. 煮あがった大豆は、ザルに受けて大豆の表面の水分を蒸発させながら40℃くらいまで冷まします。

水分が残ると発酵が遅れてしまうことがあるので、しっかりと水分を飛ばします。

6. テンペ菌に片栗粉を加えてよく混ぜます。

7. 40度程度に冷めた煮大豆を大きめのポリエチレン袋などに入れ、片栗粉を加えたテンペ菌をまんべんなく行きわたるように、袋をよく振ってまぶします。




テンペのレシピ・手作りする方法

8. 爪楊枝などで小さい穴を開けておいたジップ袋に、⑦の種付けした大豆を入れます。

テンペ菌は好気性菌で発酵すると炭酸ガスが発生します。炭酸ガスを逃がし、酸素を取り込むために空気穴をあけておきます。

9. 大豆をジップ袋に入れて平たくし、軽く押し固めます。

10. 35~38度で約20~24時間発酵させます。

ヨーグルトメーカー使用の場合は、ジップ袋に入れた大豆を内容器に入れ発酵させます。

11. 大豆の表面を白い菌糸が覆い、しっかりしたブロック状に固まればテンペは完成です。

作り方のコツ、ポイント

・乾燥大豆は水を吸うと重量は約2.2倍、容積は2.6倍以上になります。大き目の容器で浸水させてください。

・大豆を酢の入った水に漬ける浸漬時間は、冬(水温0-5度)なら24時間、春・秋(水温10-15度)なら15時間、夏(水温20-25度)なら6時間程度が目安です。

・大豆の浸水状態は、中心部のくぼみがほとんど平な状態が目安です。

・テンペ菌をまんべんなく混ざるようするには、菌の10倍程度の片栗粉や上新粉、はったい粉、米粉など、主成分がデンプンの粉に混ぜて使います。

賞味期限、保存法

発酵を終えたテンペは常温に放置しておくと、次第に黒ずんできます。

1~2日の保管ならば冷蔵庫に、長期保存の場合は冷凍庫に入れましょう。

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