20代、30代は元気に動けていたので体の不調を特に意識していませんでしたが、40歳を過ぎたころから疲れやすいと感じるようになりました。自分では「更年期の始まりかな?」と思っていたのですが、実際は病気だったのです。診断される前後の体験をお話ししたいと思います。

私は元気、健康だと思っていたら…

20代、30代のころは、飲み過ぎや寝不足など多少の無理をしても全然大丈夫だと思っていました。仕事も夜勤が多くあり、昼夜が逆転した生活になってもどこかに「睡眠を取れば大丈夫」という思いがあって、生活リズムなど気にもしていませんでした。本当に私は元気だなと思っていたのです。

しかし、40歳を過ぎたころから寝ても疲れが取れない、1日中体がだるいなどの症状が続くように。突然来た体の変化に私は「更年期の始まりかな?」と思っていました。そして、42歳のときに風邪だと思い受診したら肺炎と診断され、そのまま入院となってしまいました。

(広告の後にも続きます)

予想もしていなかった現実…

肺炎と診断され入院はしたものの、治ればすぐにでも退院できると思っていました。しかし、1週間以上たっても40度近くまで上がった熱は下がらず、体も動かなくなり、焦りと不安でいっぱいに。そして、原因がわからないまま大学病院へ転院となり、検査の結果、膠原病(こうげんびょう)と診断されました。膠原病は厚生労働省によって指定難病とされていて、治りにくいと言われます。

主治医から、これからは病気とうまく付き合っていかなければいけない、生活も変えていかなければいけないと言われました。予想もしていなかった現実に、私は驚愕。ステロイド治療をおこないながら2カ月間入院しましたが、ステロイドの影響でムーンフェイス(顔面が満月のように丸くパンパンに腫れ上がってしまう症状)になり、肩は脂肪が付いて盛り上がり、髪は抜け、体にも力が入らず歩行さえ困難に。家に戻ったころにはまったく別の体に変わっていました。